Col de cote belle – Col de ma muzelle – Lac de la muzelle – Col du vallon tête – Lac lauvitel – Le veneron
距離：22,52 km 累積標高：1585 m 行動時間：12時間
朝起きたら、空がめちゃくちゃ綺麗！あまりの綺麗さに、朝からテンションがあがって写真をバシバシと！気分よくcol de cote belleをあとにして山を下っていると、バサバサッと音がして、赤い頭の黒い鳥が足元からとびたっていった。Tétras lyre (Black Grouse：クロライチョウ)です！こんなに間近で見たのは初めてだったので大興奮！おおおぉ！綺麗な空も見たし、鳥も見たし、もう今日はこれで満足だわーと思いながら、下る。
平たくてするどくとがった岩の形が面白い。氷の結晶みたい。なんでこんな形になるんだろう。
岩を堪能しながら下ったあとは、またのぼり。Col de Muzelle を目指す。Rocher de la Muzelleのあたりなので、岩っぽい感じののぼり。岩に咲く小さな花が綺麗！薄紫の花びらにオレンジの花は、Linaire des Alpes(Linaria alpina)、薄紫の５枚の花びらのCampanula（キキョウ）は、Campanula cenisia。
ゆっくりとのぼっていると、上の方から、ドドドドドーッっとすごい勢いでおじさん２人が駆けおりてきた。まるでスキーをするみたいに激下り！かっこいいー！としばらく目で追っていたら、おじさんたちも気づいてこっちを見た。「１人？いいねえ。山で１人はいいことだよ！」と言ってくれた。長いのぼりに疲れていたけど、目の保養と嬉しい言葉で元気をちょっと取り戻したので、またマイペースでのぼる。Col de Muzelleに着くと、とってもいい景色！下の方には、Lac de la muzelleや雪渓も見える。ああ、今度はあそこまで行くのかぁ。楽しい雪渓を越えてLac de la muzelleのそばまで来ると、馬がいるのが見えた。Lac de la muzelleはこじんまりしていて静かでいい感じ。昨日のCol de Vauzeも好きだったけど、このエリアも好きだなぁ！
ここで、改めて地図をよくみてみたら、計画の時に参考にしたReilcebさんはVenosc, Mont-de-Lans を通るバリエーションルート（GR54C）を選んでいた。私はGR54は初めてだし、せっかくだからオリジナルのルートにしてみよう、とReilcebさんとは違うルートで、Le Lauvitel、Le Bourg-d’Oisans、L’Alpes d’Huezの方を通るルートで進むことにした。
で、Lac de la muzelleから、また少しのぼってCol du Vallon tête 経由でLe Lauvitel方面を目指すことに。Col de Muzelle までの道と比べてCol du Vallon têteは緩やかで、岩もあまりなくてのぼりやすかった。Colにつくと、おとといRefuge des Soufflesで会ったパリジャンの男の子が、バゲットとソシソンを食べながら休憩していた。
バゲットとソシソン食べてる！やっぱ山の定番だよなぁ、と思いつつ「あ～！また会ったね！元気？」と言うと「あ～！！」と嬉しそうに言ってくれた。「GR54を歩いてるって言ってたのに、朝起きて山をみたら、君が違う方向にのぼってるのが見えたからどうしたのかな～、大丈夫かな～って思ってたよ！」と言われた。どうやら、私が道を間違えたのを下から見ていたらしい。。。「そうそう、間違えたの。途中で気づいて引き返したけど、なんやかんやで３時間ぐらいかかっちゃった！」と言うと、笑ってた。私はLa Graveから出発したけど、彼はLe Bourg-d’Oisansを出発して周回しているらしく、明日が最終日で、それが終わったらパリに帰らなきゃ、名残惜しいよー！と言っていた。それから、のんびりごはんを食べてる彼とさよならして、私は先を急いでLe Lauvitelを目指す。Le LauvitelににあるLac du Lauvitel という湖は、峠からもよく見えた。大きいなぁ。
Lac du Lauvitelからの方面にくだってからは、La Danchèreに下ったあとは、比較的平らな道が続いた。おなかがすいてきたけど、残りの食べ物があまりないので、道端になっているりんごの木の実を拝借して食べながら歩く。前を歩いていたハイカーが、Rubus（キイチゴ）の実をみつけて食べていたので、私もまねしていただく。美味しい！それから、le Veneon という渓流沿いにてくてくと歩いた。どこか休むのにいいとないかなーと思いながら歩いていたら、L’étang de Bucletという小さな池があったので、そのほとりで休むことにした。夜は強風、雷などでちょっと怖かったけど、すぐにやんだのでよかった。
～つづく～