なかなか更新してませんでしたが、のんびり元気にやってます!
投稿者「sae」のアーカイブ
山歩き(Vercors sud)
今週末は、Vercors(ヴェルコール)山脈を歩いてきました。Vercors山脈のLa Moucherottte(ムシュロット)は、グルノーブルからもよく見えてアクセスも良いのでよく行きますが、南の方にはあまり行ったことがなかったので、今回は南の方まで足をのばしてみました。
1日目:バスでVillard de Lens(ヴィラードゥラン)という村まで行って、そこからLa Grand Moucherolle(グランムシュロル) やLa Pette Moucherolle(プチムシュロル)にのぼったり。
2日目:Pas de Balme経由でVercorsの東側をずっと歩いてLe Grand Veymont(グランンベイモン)にのぼりました。
3日目:Mont Aiguille(モンテギーユ)のまわりをのんびり歩きました。
カメラのマニュアル操作も大分慣れてきて、月や星空(少しだけ天の川も)なども撮れるようになってきました。少しだけ写真載せます。
詳しい報告やその他の写真はまた後ほど!
L’échappée Belle
今週末は、L’échappée Belle。レースに参加しようかどうしようか、直前まで迷ったんですが、身体も心もレースを楽しむ準備ができていなくて、レースが近づいてもワクワクという気持ちになれず不安が増すばかりだったので今回は棄権することにしました。
今までも2回参加していて大好きなレースだし、せっかくの貴重なレースのチャンスを無駄にするなんてもったいないという気持ちもあるし、コロナウイルス対策のために色々工夫して県庁に許可をとったりと一生懸命な主催者・レース関係者は素晴らしいと思うし、参加する選手のことを否定する気もないんですが、個人的にはやっぱり今回はレースに出る気持ちになれませんでした。
去年のアンドラのトレイルで出会ったステファニーさんの記事を読んで、あぁ、私も彼女の考えに近いなぁ、と思いました。(Stephanie Caseさんです。去年のアンドラ(ronda dels cims)では2位、2016年のTor des Gèantsでも2位になったりと、とってもパワフルな女性で私は彼女のファン!)
早く状況が落ち着くことを願いつつ、しばらくはレースぬきで自分のペースで楽しむ時間を大切にしたいと思います!
La Grave 周辺の山歩き (3日目)
Lac du Goléon – le cruq – Le Signal de la Grave – Ventelon – la Grave
距離:15km 累積標高:700m ぐらい 行動時間:4時間
※時計がなくて計測できてないので、距離や累積はだいたいの目安。
8月2日(日)。明け方、外を見ると湖に山が映ってとても綺麗。湖越しに右上の方に見えるのはRefuge de Goléon。昨日行けなかったAiguille de Goléonが、朝日で赤く輝いてとても綺麗。あー、今度は上まで行きたいなぁ。
朝日を見るために、テントを出て少しのほうへ。しばらくすると、朝日が出てきた。やっぱり山の朝日はいいなぁ!
ゆっくり朝日を見たあと荷造りをして8時半ごろに行動開始。雲がやたら綺麗!まず、Refuge de Goléonの方へ引き返して、そこからLe Cruq des aiguilles、Le Signal de la Grave経由でLa Graveまで下る。Refuge de Goléonに人がいたので、念のため方向を確認してから出発。鳥がたくさんいる!Niverolle alpine(White-winged Snowfinch:ユキスズメ)かな?
La Grave 周辺の山歩き (2日目)
La Grave – Val froide – Lac du Goléon
Glacier Lombard – Lac du Goléon
距離:16km 累積標高:1400m ぐらい 行動時間:9時間
※時計がなくて計測できてないので、距離や累積はだいたいの目安。
今日はRefuge de Goléonの方面へ行くことに。Refuge de Goléon のそばには、Lac de Goléonという湖もあって綺麗そう!朝8時ごろゆっくりめのスタートで、まずはLa Graveから、Ventolon、Les Hières、Valfroideという村を経由してEntraiguesへ。ここには駐車場があって、ここからスタートする人も多いみたい。
Refuge de Goléonまでは、人気のルートのようで、結構人に会った。渓流を右手にみながら、ずっと谷間をずっと進んでいく。11時を少しすぎたころ、Refuge de Goléonに到着。テラスには人がたくさんいてびっくり!この人たちは、どこから湧き出してきたんだ?!
あまりガヤガヤしているのも嫌なので、Lac de Goléonの方へ少しおりてみて湖をながめながらのんびり。
La Grave 周辺の山歩き (1日目)
La grave – Lac du Puy vachier – Col de ruillans – brèche pacave – les vallons de la meije – crête de la moraine – la grave
距離:17km 累積標高:1800 m 行動時間:11 時間
※時計がなくて計測できてないので、距離や累積はだいたいの目安。
どこに行こうかさんざん悩んだあげく、初日は、La Graveの町の目の前にそびえたつLa Meijeの方面、Chemin d’avantに紹介されていたno17のルート(La Brèche ou col de pacave)を歩いてみることに。朝、キャンプ場を歩いていると、町の方からパンを持って帰ってくる人がたくさん。もうパン屋さん開いてるんだなー、私も買いに行こっ、というわけでパン屋さんに行って好物のSaint-Genix(赤いプラリネがのったブリオッシュ)を購入。プラリネがパンからはみ出すほどたっぷり入っていて満足!
ゆっくり食べて荷造りして、8時ごろ「さ、出発!」という時になって、ポールがないことに気づく。どうやら昨日ポールをどこかに置き忘れて失くしてしまったよう。。。気が抜けすぎたなぁ。。。(泣)悔やまれるけど過ぎてしまったことは仕方ないので、あまり考えないようにして手ぶらで歩きだす。(帰ってきたらポールが勝手に戻ってきてるかも、と淡い期待をいだきつつ。)黄色いGentiane jaune (great yellow gentian) がたくさん咲いている。
森の中には、no17のルート(La Brèche ou col de pacave)の赤い丸に人のイラストの入った表示が分かりやすく表示されていて、おぉ!親切!と感動。でも、それは最初だけですぐに表示がなくなった。。。マツの一種で、少し薄い緑色のMelèzeの森がとても綺麗。Melèzeは私の好きな木のベスト3に入るなぁ。
GR54(Tour de l’Oisans et des Écrins)の山歩き (7日目)
Lac lerié – Le chazelet – La grave
距離:10,49 km 累積標高:120 m 2時間35分
7月30日(木)。昨日たくさん歩いたので、残りはあと少しだけでのぼりもない。時間もたっぷりあるので、朝日を見るために、少し小高い丘の方まで散歩してみた。6時20分ぐらいには日が昇るかなぁ、と6時間すぎぐらいからまだかなまだかな、と待っていたけどなかなか出ない!ちょっと離れたところから同じように朝日を待っているカップルもいて、声は聞こえないけど、私と同じように朝日を待ちわびてる様子が伝わってきて面白かった。結局日が出たのは6時40分ぐらい。東側にも山があるので、日の出時間が遅くなるみたい。空が少しずる明るくなるにつれて、鳥たちも活発鳴いたり飛んだりしはじめて、徐々に1日が始まる気配が面白い。朝日って本当にエネルギーがあって、浴びると元気になる。全身に光を感じたくて、思わず両手を広げて目をつぶる。ああ、ありがとうー!!!日が出ると、それまで肌寒かったのが、一気に暖かくなるものいい!朝日を見終わってからもぶらぶらしていたら、Lac Noirが見えたので、そちらの方にも足をのばしてみた。
時間がたっぷりあるので、花や鳥の写真を撮ったりして楽しんだ。白くて小さなEdelweiss、薄紫にオレンジでマーガレットみたいなAster des Alpes (alpine aster)、赤くて珊瑚みたいなJoubarbe des montagnes、紫で鈴みたいなCampanule fluetteなどなど。そして、昨日買ったバゲットやソシソンを食べた。やっぱ山の定番はバゲット&ソシソンだな!幸せな時間~。日が出るまでは、肌寒い感じだったけど、日が出たらぽかぽか暖かくなったので、座って絵を描いてみた。のんびりと贅沢な時間~。
GR54(Tour de l’Oisans et des Écrins)の山歩き (6日目)
Le veneron – Le bourg d’oisans – La garde – Clavans le haut – Besse – Col du souchet – Lac lerié
距離:35,10 km 累積標高:2 610 m 行動時間:13時間29分
7月29日(水)。昨日は暑くて大変だったので、今日はちゃんとたっぷり水を用意しておこう!と綺麗な水のあるところで、しっかりと水を入れておいた。少し歩くと、パラパラと人の家が見えてきた。下を見ると、車道っぽいところをカタツムリがのろのろと移動している。昨日の雨で外へくりだしてきたのかな。でも車道をこんなのろのろ歩いてたら、絶対ひかれるよな~。そう思いつついったんは素通り。でも、やっぱり気になったので引き返した。触るのはちょっと嫌だったけど甲羅をひょいっと持って、車道の横の草むらの方にカタツムリを投げた。もう車道に出てくるんじゃないぞ~。
木の名前を説明をする看板もたっていたので、お勉強しながら歩く。傘みたい形のマツは、Pin sylvestre(Scots pine:ヨーロッパアカマツ)。薄緑でクリスマスツリーのような形の木は、Mélèze(メレーズ)。
Le Bourg d’Oisansに到着。ここはにぎわっていて、お店やホテルもたくさんあったけど、朝早かったので開いてなかった。それにしても、Le Bourg d’Oisansを過ぎてからは、林道、車道が多くてうんざり。。。地図を見れば予想はできるんだけど。車道のと並行して歩いたり、たまに車道を横切ってのぼる山道に入ってのぼるような感じが続いた。このあたりは、自転車乗りたちにも有名な場所らしく、サイクリストもたくさんいた。スキー場のあるAlpes d’Huezを越えて、Col de Sarenneまでは、とっても長く感じた!
GR54(Tour de l’Oisans et des Écrins)の山歩き (5日目)
Col de cote belle – Col de ma muzelle – Lac de la muzelle – Col du vallon tête – Lac lauvitel – Le veneron
距離:22,52 km 累積標高:1585 m 行動時間:12時間
朝起きたら、空がめちゃくちゃ綺麗!あまりの綺麗さに、朝からテンションがあがって写真をバシバシと!気分よくcol de cote belleをあとにして山を下っていると、バサバサッと音がして、赤い頭の黒い鳥が足元からとびたっていった。Tétras lyre (Black Grouse:クロライチョウ)です!こんなに間近で見たのは初めてだったので大興奮!おおおぉ!綺麗な空も見たし、鳥も見たし、もう今日はこれで満足だわーと思いながら、下る。
平たくてするどくとがった岩の形が面白い。氷の結晶みたい。なんでこんな形になるんだろう。
岩を堪能しながら下ったあとは、またのぼり。Col de Muzelle を目指す。Rocher de la Muzelleのあたりなので、岩っぽい感じののぼり。岩に咲く小さな花が綺麗!薄紫の花びらにオレンジの花は、Linaire des Alpes(Linaria alpina)、薄紫の5枚の花びらのCampanula(キキョウ)は、Campanula cenisia。
ゆっくりとのぼっていると、上の方から、ドドドドドーッっとすごい勢いでおじさん2人が駆けおりてきた。まるでスキーをするみたいに激下り!かっこいいー!としばらく目で追っていたら、おじさんたちも気づいてこっちを見た。「1人?いいねえ。山で1人はいいことだよ!」と言ってくれた。長いのぼりに疲れていたけど、目の保養と嬉しい言葉で元気をちょっと取り戻したので、またマイペースでのぼる。Col de Muzelleに着くと、とってもいい景色!下の方には、Lac de la muzelleや雪渓も見える。ああ、今度はあそこまで行くのかぁ。楽しい雪渓を越えてLac de la muzelleのそばまで来ると、馬がいるのが見えた。Lac de la muzelleはこじんまりしていて静かでいい感じ。昨日のCol de Vauzeも好きだったけど、このエリアも好きだなぁ!
GR54(Tour de l’Oisans et des Écrins)の山歩き (4日目)
Refuge des souffles – Col de vaurze – Desert de valjofrey – Col de cote belle
距離:17,24 km 累積標高:2 089 m 行動時間:10時間21分
7月27日(月)。今日も早起きして6時すぎから歩き出す。ほどよく涼しく、空もだんだんと明るくなってきれ気持ちよく、気分が高ぶってずんずん進む。しばらく進むと湖が見えたきた。あれ?湖なんてあったっけ? 疑問に思いつつも、のぼり続けて最初のColについたところの看板を見ると「Col de colombes」と書いてある。あれ?あれれ?これって私の目指してたColじゃないのでは? 不安になって地図で確かめたら、案の定間違えていた。。。うひゃー、違うColにのぼってしまった。豪快に間違えてるよ!山小屋から見て西にあるCol de Vaurzeを目指すはずだったのに、今私がいるのは、山小屋の東側にあるCol de colombesという峠。。。信じたくなかったので地図を何度も見たけど、やっぱり間違えていた。Col de Vaurzeに行くには、いったん来た道を戻らないといけない。ショック。。。でもまぁ、のぼる途中にChamoisにも会えたし、鳥(Pipit spioncelle:Water Pipit)も見られたし、きれいな湖も見えたから、落ち込むこともないか!と切り替えて急ぎ足で来た道を戻った。のぼりより下りは楽で思ったより時間がかからなくてよかった。
それから気をとりなおして、Col de Vaurzeを目指す。先ほどの道と負けず劣らずの綺麗な風景。途中、元気なおじさんがモリモリ後ろから歩いてきたので、「どうぞ」と言って先に行ってもらった。Col de Vaurzeに着くと、さっきのおじさんが、のんびり昼ごはんを食べていた。ここまでに来る間に見た雪の上の羊たちがとてもかわいかったから、おじさんも見たかな?と気になって「雪の上の羊、見ましたか?」と聞いてみると「もちろん、もちろん!ウケるよね!」と笑っていた。彼のザックにはチョコレートパンとかクッキーとかフルーツケーキとかもりだくさん!「食べ物いっぱいですね。」と声をかけると笑っていた。「どこまで行くの?」と聞かれたので、「Col de cote belleまで。でも、できればその先にも行けたらいいかな。」 と言うと、「ぼくは、今日はその先のValsenestreって村のシャレ―に泊まるよ」と教えてくれた。Col de VaurzeからLe Desertまで、1300メートルぐらい下って、そこからCol de cote belleまで、また1000メートルぐらいののぼりだから、それだけでも大変だよ、とのこと。
GR54(Tour de l’Oisans et des Écrins)の山歩き (3日目)
Pre de la chaumette – Col de la valette – Col de gouiran – Col de vallonpierre – Refuge du clot – La chapelle en valgaudmar – Refuge des souffles
距離:30,11 km 累積標高:1 869 m 行動時間:13時間10分
7月26日(日)。今日も早起きして6時すぎから歩き出す。ふと見たら綺麗な薄紫色のCrocus de printemps(spring crocus)がたくさん咲いていた。
まずは、最初の峠Col de la valetteをめざしてのぼる。しばらくすると後ろから、黄色い大きなザックの少年がモリモリと元気に歩いて追ってくるのが見えた。で、みるみるうちに間が縮まって、サクッと抜かされた。「元気だねー。すごいねぇ。」と言うと嬉しそうに笑いながら、「のぼりはいいんだ、大変なのは下りだよ。」なんてことを言っていた。Col de la valetteに着くと、さっきのこの彼の黄色いザックが、岩の上に置き去りになっていた。??? どうしたのかな?と思うと、峠よりちょっと上にある稜線の上の方までテクテクと歩いている彼の姿が見えた。重いザックを置いて身軽になって上まで歩いてるのかぁ、すごいなぁ~と思いつつ、私は寄り道せずそのまま下って次の峠を目指した。
次の山小屋Refuge de Vallopièrreまで、Col de gouiran、Col de vallonpierreという2つの峠のあるあたりはLe Siracといわれるところでとっても綺麗だった!また来たいなぁ!
岩に咲く白くて小さいのはCresson de chamois(Chamois grass)。
GR54(Tour de l’Oisans et des Écrins)の山歩き (2日目)
Monétier les bains – Col des grangettes – Eychauda – Vallouise – Col de l’aup-martin – Pas de la cavale – Refuge de la pre de la chaumette
距離:36,42 km 累積標高:2 004 m 行動時間:14時間11分
7月25日(土)。はりきってちょっと早起きして6時すぎから歩き出す。山や朝日に赤く染まって綺麗!鈴みたいな青い花(Scottish bluebell:Campanule à feuilles rondes) やたんぽぽみたいな黄色い花(Mountain arnica:Arnica des montagnes)や、豆っぽい黄色い花(European yellow-rattle :Crête de coq)が咲いている。Col d’Enchaudaのあたりはスキー場になっているようで、峠までののぼりは舗装路のような感じであまり面白くない。牛がたくさん(かわいい子牛も!)いたので、牛観察をしながらのんびりと歩く。今日もおなかと尾が白くて背中が黒い鳥(Northern Wheatear:Traquet motteux)をよく目にする。かわいいなぁ。そして、マーモットも!少し下るとChambranに着いた。ここには駐車場があって、ここからのぼる人も多いみたい。
そこからさらにVallouiseという村に下る。人がたくさんいて、シャレ―の屋根にはつばめの巣があったり。のどかだな~。
GR54(Tour de l’Oisans et des Écrins)の山歩き (1日目)
La grave – Col d’arsine – Monétier les bains
距離:23,92 km 累積標高:1 196 m 行動時間:7時間10分
7月24日(金)。グルノーブルからLER35というバスにゆられること2時間弱、13時すぎにラ・グラーヴ(La Grave)という小さな村の観光案内所前のバス停に到着。車内ではマスク着用が義務で、ちょっと息苦しかった。。。GR54は有名なルートらしく赤と白のラインのコースが表示が分かりやすく、すぐに歩き始めることができた。最初はロマンシュ川沿いをゆるやかにのぼる。涼しくて気持ちいい!ピンクの花(Fire weed:Laurier de Saint-Antoine)も綺麗。
Villar-d’Arêneをすぎたあたりから、だんだん森から山らしくなってきて、マーモットにも遭遇。綿みたいな花(tussock cottongrass:Linaigrette engainée)や、ちょっと珊瑚礁っぽい赤い花(cobweb house-leek:joubarbe à toile d’araignée)も綺麗。犬と一緒にハイキングしている親子もいた。
GR54(Tour de l’Oisans et des Écrins)の山歩き
フランスはハイキング道がとてもよく整備されていて、子どもも若者も大人もお年寄りもみんなよく山を歩きます。中でも、FFRandonnéeによって管理されているGR(Sentier de grande randonnée)は有名で、数日でまわれるものから数週間かかるものまで色んなコースが何百種類もあります。コルシカ島のGR20、モンブランを周回するTMB(Tour du mont blanc)やレユニオン島のR2(La Traversée de l’île de La Réunion)などもGRの1つです。
で、今回私は夏休みを利用して、エクラン山脈やオワザンをまわるGR54(Tour de l’Oisans et des Écrins)の山歩きにソロで挑戦してみることにしました。全長176キロ、累積標高12,800で、14の峠を越えていくというコースです。2015年の秋には、友人と3人でGR20を歩きましたが、1人でテント泊で長い山歩きをするのは初めてだったので、ドキドキでした!
Youtube で「GR54」を検索するとたくさんのビデオが出てきますが、今回はソロで10日間かけてこのルートをまわったReilcebさんという人ビデオ『Randonnée Tour de l’Oisans et des Écrins (GR54)』の日程を参考に、ラ・グラーヴ(La Grave)を出発して時計回りに7月24日(金)から歩くことにしました。
ラ・グラーヴ(La Grave)は、私の住むイゼール県のとなりにあるオート=アルプ県にある小さな村で、グルノーブルからは、LER35というバスで2時間弱です。
~つづく~
最近見た鳥
朝、公園をジョギング中に、芝生の上を見慣れない鳥が歩いているのを見つけました。
尾が白と黒の縞々で、頭はオレンジ色で王冠のような形。これは珍しい鳥に違いない!とあわててカメラを向けるも、すぐに飛んでいってしまった。アフリカから来るHuppe fasciée (ヤツガシラ)という渡り鳥で、とってもレアな鳥らしいです。友人は、今までで一度だけしか見たことがないそう!鮮やかな色と派手な形はいかにも暑いところの鳥っぽい!
川沿いを散歩中にゆーらゆーらと優雅に飛ぶ大きな鳥がいました。ゆったり悠々と飛んでいるのに見とれて上を見て歩いていたら、相当曲がって歩いていたようで、向いから歩いてきた人に笑われてしまった。。。Milan noir という鳥で、トビの一種だそう。Milan(トビ)、Faucon (ハヤブサ)、buse (ノスリ)は似ていて判別が難しいけど、Milan noir の特徴は、濃い茶色の体と、三角の尾。同じMilanでも、Milan royalは、 尾に深い切り込みがはいっています。
早朝の川沿いにMartinet noir がたくさんいて驚きました。超高速で飛んで、ピーピーと鋭い音の鳴き声!スーっと飛んだと思ったらクイッと方向をかえて、またスーッと超高速で飛んでいく。スピード感がたまりません!かっこいい!Martinet(アマツバメ)とHirondelle(ツバメ)は見分けるのが難しいけど、アマツバメの方が、尾の切れ込みが浅いです。
その他、最近見た鳥の写真です。
写真
- Rougequeue noir
- Tourterelle turque et Merle noir
- Penson des arbres
- Geai des chênes
- Moineau domestique
cf.
– Geai des chênes
– Huppe fasciée
– Martinet noir
– Merle noir
– Milan noir
– Milan noir の見分け方
– Moineau domestique
– Penson des arbres
– Rougequeue noir
– Tourterelle turque
Rochers de chalves
パリ祭の日(14 juillet)は、Rochers de chalves まで行ってきました。
Grenoble – Fontanil Cornillon (自転車)
Fontanil Cornillon – Mont St.Martin – Rochers de Chalves – Col de Huitères – Charminelle – Abri Forestier de la Roize – Mont St.Martin – Fontanil Cornillon
いつもはだいたい朝8時ぐらいに開始することが多いですが、今回は夜明け前の月の写真を撮りたかったから3時半ごろに家を出て朝4時ぐらいからのぼりはじめました。夜が明け始めてから明るくなるまでの時間が意外と早くてあれよあれよと明るくなってしまって月の光がどんどん弱くなるし、三脚がなかったのでブレブレだし、山も空も月も岩も花も全部綺麗なので全部入れたいー!と思ってよくばったら何が撮りたいのかよく分からない写真になってしまいました。。。写真は奥が深いです。もっと精進したいと思います!少しだけですが、今回撮った月の写真はこんな感じです。
早めに開始したおかげで人には全然会いませんでしたが、動物はたくさん会えました。崖のところにいる2匹はmouflon(ムフロン)。静かにずーっとこっちを見てました。岩穴から顔を出しているのは、marmotte(マーモット)。カメラを向けたら、すぐにどこかへ行ってしまいました。その他、シャモアの群れにも会いました。
- mouflon
- marmotte
- chocard
鳥もたくさんいました。特にPrairie de Varareyという開けた草原を通る時、鳥がたくさん飛んでました。Chocard(ショッカー)、Rougequeue noir (ルージュクーノワール)の他、小さくでおなかが白い鳥がたくさん。チューイ、チューイという鳴き声と白っぽいおなかから判断すると、たぶんPouiilot Fitis (プイヨ・フィティ)だと思う。
森の中では、小枝にとまって休んでいるRougegorge(ルージュゴルジュ) を至近距離で見ることができました。一瞬目が合った!顔から首にかけてのオレンジ色がとっても綺麗で、小さくて丸っこい形が本当にかわいい!!
朝早く始めたので、色々と楽しんで暑さがひどくなる前、お昼ごろには家に帰って来れました。
早起きは良い!
- Petite Astrance
- ??
- Petite Astrance
- Laurier de St-Antoine
- Succise des prés
- Laser siler
- Cirse laineux
- Bleuet des montagnes
- Silène enflé
- ??
- Laitue des alpes
- Lis martagon
- Ail victoriale
- Raiponce orbiculaire
- Œillet des Chartreux
- Œillet de Montpellier
- Cerfeuil musqué
- Trolle dEurope
- Sabline
- ??
- ??
- Laurier de St-Antoine
- Laser à feuilles larges
- Orchis-moucheron
ブレイディみかこさんの『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』
イギリス在住のブレイディみかこさんの『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』という本を読みました。多様性が大事大事と言われているけど、本当に異文化・多文化の理解ってできるのかなぁ、理解の壁になるのは何だろう、、、という疑問があって色々探していたときに見つけた本です。
格差、人種差別、貧困などの問題が、彼女と中学生の息子との会話を通じて、具体的なエピソードとして書かれていて面白く読みやすかったです。個人的には、水泳大会のエピソードが気に入りました。日本人とイギリス人のハーフである中学生の息子は、仙人ですか!と思うような深い発言をするのでびっくりです。外国で様々な問題を肌で感じて葛藤しながら育つと、こんなに大人びた子どもになるんでしょうか。。。子どもを侮るなかれ、だな!
本の中にでてきた「エンパシー」という言葉は初めて知りましたが、イギリスの学校では「シティズンシップエデュケーション」の導入が義務づけられていて、こういうことを学校で習うんだそう。「シンパシー」と似てるけど違う「エンパシー」という言葉。意味は「他人の靴を履いてみること」、つまり「自分と違う理念や信念を持つ人や、別にかわいそうだと思えない立場の人々が何を考えているのかを想像する力」とのこと。頭で分かってはいてもなかなか難しいことだからこそ、学校でもこういう教育に力をいれてるんだろうなー、と思いました。
月の写真と渡辺篤さん
最近、月の写真を撮るのに夢中になっています。空の色の変化、月の出、日の出の方角・時間などにも敏感になり日々の生活に潤いがでてきました。
そもそものきっかけは、NHK NEWS WEBの特集「新型コロナでひきこもりは、今」という記事で紹介されていた『同じ月を見た日』という企画を見たからなんです。ひきこもり経験のある現代美術家の渡辺篤さんによるプロジェクトで、孤立を感じる人たちが月の写真でつながって、他者に思いをはせることができるというもの。ロマンチック~!
特集記事に掲載されていたズラッと並んだ月の写真を見て、私も参加したい!と早速参加表明の連絡をしてみたわけです。が、ふと冷静になって考えてみたら、私はひきこもりではないし、外出制限が緩和されてからは、以前よりも大分自由に外に出たり人と会ったりできるようになって、以前ほど「孤立」していない状況だったし、そんな私がこの企画に参加してもいいのかな、、、と迷いがでてきました。でも、渡辺さんが企画の意図について詳しく優しく説明してくれたので、今も継続して参加しています。こんな風に月が見えるんだ~!自分の撮った写真と似てるな~などと参加者の撮った月の写真を鑑賞したり、色々な複雑な事情をかかえる人たちとも交流して色々な考えを知ったりができるのは面白いです。何より、渡辺篤さんご自身が、信念を持ったとても面白い人なんです!!私がひきこもりについて抱いていた先入観はこっぱみじんに打ち砕かれました。
- 『同じ月を見た日』渡辺篤さんのサイトより
- 『修復のモニュメント』渡辺篤さんのサイトより
渡辺篤さんは、今、横浜市中区にあるBankART SILK(バンカートシルク)で『修復のモニュメント』という個展を開催されています。
会期は7月26日(日)までとのこと。興味のある方は、ぜひ行ってみてください!
cf.
– NHK NEWS WEBの特集「新型コロナでひきこもりは、今」
– 「修復のモニュメント」/ アイムヒア プロジェクト|渡辺 篤
– BankART SILK(バンカートシルク)
Eric Alibert さんの『 Calligraphies alpines 』
Musée de l’ancien évêchéでやっているEric Alibert さんの『 Calligraphies alpines 』を見に行ってきました。
Eric Alibert さんはフランス生まれスイス在住のアーティストで、主に自然や動物をテーマに作品を作っています。彼は最近、私の住んでいる地域にある山(シャルトルーズ:Chartreuse、ヴェルコール:Vercorsなど)を歩きまわっていたようで、作品の中には私も歩いたことのある場所や見たことのある動物や鳥が沢山で嬉しくなりました!シャムショード(chamechaude)や、シャモア(chamois)、ブレロー(blaireau)、トログロディット・ミニョン(Troglodyte mignon)、ピ(pie)などなど!
動物や鳥を観察する時に使うスコープ(単眼鏡)も展示してありました。KOWAのです。大きいっ!そして値段を見てびっくり。た、高いっ。。。こういうの持ってたら、山歩きが楽しいだろうなぁ。
今回の展示は主に墨の作品でしたが、彼のサイトを見たら、墨の絵の他にも水彩や油彩、彫刻などの作品もありました。入場は無料で、展示は11月15日までのようです。その他、この展示に関連したいろいろなイベントもあるようなので、興味のある方はぜひ行ってみてくださいー。(マスク必須)
Dent de Crolles(ダン・ド・クロル)
日曜日に、Dent de Crolles(ダン・ド・クロル)にのぼってきました。
Grenoble – Sentiers du St. Eynard (自転車)
Sentiers du St. Eynardl – Manival – Col du Baure – Col du Coq – Col des Ayes – Dent de Crolles (往復)
山道を歩いていると花についての看板がたっていました。それによるとフランスはorchidée(蘭)の種類が豊富で、色や形にもたくさんのバリエーションがあるそう。で、この山域でも30種類以上orchidée(蘭)が見られるんだそう。
歩いたり小走りしたりしながら気になる花の写真をパシャパシャ撮って、家に帰ってから調べてみました。
- Campanule à feuilles de pêcher
- Bouillon-blanc
- Campanule
- Lis martagon
- Orchis
- Orchis moucheron
- Rosier des chiens
- Campanule à feuilles de pêcher
- Raiponce-orbiculaire
- Bleuet des montagnes
- Bleuet des montagnes
- Aster des Alpes
- Aster des Alpes
薄紫色の綺麗なorchidée(蘭)は、たぶんOrchis moucheronだと思う。Bleuet des montagnes は、濃い青がとても綺麗でした!Dent de Crolles 頂上近くには、ピンクと黄色のマーガレットみたいなかわいい花がたくさん咲いていました。Aster des Alpesという花らしい。
- Orchis moucheron
- Bleuet des montagnes
- Rougeque noir
Rougequeue noir もいました。この鳥は町でもよく見ますが、山にいるのは町のより体がひきしまってかっこいい気がしました。気のせい??いろんな方向へどんどん飛んでいってしまうので、カメラで追いきれませんでしたが、岩にとまっているところを運よく撮れました。この鳥はしっぽが赤っぽいオレンジでそこが魅力なんですが、岩に隠れてしっぽは見えません。。。
アイスランドとフランスとウクライナの映画『たちあがる女』(原題:Kona fer í stríð )
『たちあがる女』(原題:Kona fer í stríð )という映画をみました。アイスランド人のベネディクト・エルリングソン(Benedikt Erlingsson)監督によるアイスランドとフランスとウクライナの合作で、2018 年に公開された映画です。
主人公の女性ハットラは聖歌隊の講師。一見おだやかそうな女性ですが、実は警察から追われる身で、アイスランド中を逃げて逃げて逃げまくっています。というのも、地元のアイスランドの美しい景色が失わていくことや環境破壊に抵抗するため、彼女は大企業の送電線を次々に破壊しているから。とにかく、この映画は映像と音楽が最高!画面に映るアイスランドの景色がとてもきれいで、音楽も絶妙なタイミングで映像と合うところで挿入されていて面白く、内容が多少分からなくても、楽しくて大満足でした!!ハットラの弓矢、エメラルドグリーンの車、送電線にビリビリ電気が流れて光るところ、靄のかかったアイスランドの風景、雨でびしょびしょのホテル、バスなどは特に印象に残りました。いつかアイスランドの大自然の中を歩いてみたいなー。
cf.
– ARTE 『Woman at war』(フランス語字幕版なら7月21日まではARTEで見られるので、興味のある方はぜひ見てみてください~。)
– 『たちあがる女』日本語版の予告編 (これだけでも、映画の雰囲気がよく分かります。)
久しぶりのベルドンヌ
先週末は、久しぶりにベルドンヌに行ってきました。
今回は、こんな感じでした。
土曜(自転車 Grenoble ~ lac de Freydières)lac de Freydières ~ lac du Crozet
日曜 lac du Crozet ~ Col du loup ~ Refuge Jean collet ~ lac Blanc ~ Col de pre long~ lac de Freydières
普段は、lac du Crozet は通るだけであまり長居はしないんですが、今回はテントをはって星や月を見ながらのんびりしました。夏だからそんなに寒くないだろうと油断して、うすいジャケットしか持っていなかったのでかなり寒かった!
次の日は、いつものRefuge de la Pra の方面には行かずに、Refuge Jean colletの方へ直接行ってみました。Col du loup のあたりから、雪もかなり残っていて硬くてつるつると滑って怖かった。途中で一緒になったおじさんが「いいよ、先に行って。後ろから見てるから。」と言ってくれたのでちょっとほっとして、おじさんに見守られながら恐る恐るゆっくりと進んだ。少し滑るくらいならいいけど、転んで滑って止まらなくなって岩にぶち当たることを想像すると本当に怖い。次回は忘れずに軽アイゼンを持ってこよう。雪渓はあるものの、この時期お花もたくさん咲いていました。どれも綺麗だけどRaiponce_orbiculaireは、小さくて繊細な感じで色も形も特に好きだな~。
帰り道、Col de pre longをすぎたあたりで車道をダラダラ歩いていたら、後ろからきた車に声をかけられた。誰かな?と思ったら、山で一緒になったカップルで、 lac de Freydièresまで行くつもりだと行ったら、じゃあ一緒に行こう、と乗せてくれた。ラッキー!車の中で、日本についての話になって、日本語の数字は123(いち、に、さん)て言うんだけど、「さん」は、フランス語の5(サンク)と発音が似てるんですよー。私の友達は、フランスに旅行に来たとき「5番目の駅でおりてね!」とフランス語で言われて、日本語の3と間違えて大変だったよー。という話をしたらウケてました。
cf.
今回見た花
– Anémone de printemps
– Chardon des champs
– Geranium des pres
– Lis martagon
– Raiponce orbiculaire
– Rhododendron ferrugineum
– Rose des alpes
斎藤道雄さんの本『手話を生きる』
斎藤道雄さんの『手話を生きる』という本を読みました。最近、ろうの人と知り合う機会があって何となく気になっているテーマだったので読んでみたのですが、知らないこと、誤解していたことばかりで衝撃の内容でした。
ろう者に対しては、聞こえないというハンディのある可哀そうな人、というイメージを持っていましたが、本の冒頭でいきなりそのイメージを一気に崩されました。ろう者同士は手話によって豊かなコミュニケーションができていて、自分たちのコミュニケーション方法に自信を持っているので、あえて聞こえるようになりたくはない、というのです。ろう者が、聴者(聞こえる人)と同じような方法でコミュニケーションできることを目指す、というのは、聴者の考え・希望であって、ろう者の思いとは一致していないというのは驚きでした。

『手話を生きる』斎藤道雄
鳥を通じて
通りを歩きながら建物の屋根にいる鳥の写真を撮っていたら、「鳥好きなの?」「ほら、窓のところにも、もう一羽いるよ。こっちは雄であっちは雌だよ。」と親切なおじさんが教えてくれた。こういう何気ない交流がとても嬉しい。ちなみにこの鳥は、高いところが好きなRougequeue noir(ルージュクーノワール)。チチチチチという鳴き声の他、紙をまるめる時にするカサカサカサという音に似た不思議な声で鳴いたりもします。
月の本や音楽
最近、月の写真を撮りはじめました。月の動きや満ち欠けについては、昔理科の授業で習ったはずだけどすっかり忘れていた。写真を撮り始めてから、月の出る時間や方角、月の形を気にするようになったら色々と不思議なことがあって面白い。知れば知るほど奥が深いなぁ。月に関する本や映画、音楽も気になりだしていろいろと漁っています。森絵都さんの「みかづき」という本は、教育とか格差とか、最近個人的に気になっていることとテーマがかぶってたし、森絵都さんの文章のうまさや登場人物たちの描写の面白さに引き込まれて、一気に読んでしまった。
- 『みかづき』森絵都
- 『楕円の夢』寺尾紗穂
あとは、寺尾紗穂さんの「楕円の夢」。彼女の声にはとても癒されます。
cf. 視聴
今年のL’échapée belle(レシャペベル)
先週末、トレイルのレース(L’échapée belle / レシャペベル)の開催の有無についての発表がありました。同時期に開催される大規模なトレイルレースのUTMBの中止も決まっていたし、残念だけど今年はきっとこのレースも中止なんだろうなと予想していたけれど、予想に反して8月末のレース開催を維持するとのことでした。(8月8日までに、国からの許可が下りなければ最終的には中止を余儀なくされるとのことですが。)
先の読めないこの状況の中、参加しようかやめようか、そもそも参加するとしても、体力が落ちたこの状態で、レースを最後まで走り切れるのか??参加することで、ウイルスを拡大させてしまったり、自分が感染したりする危険性はないのか。私の住む地域で開催されるレース、山好きの人たちに支えられているこのレースに参加することで何かの力になれるのか? たくさんの迷いがありますが、今のところ参加辞退はしていません。
友達と散歩
土曜は、ひさびさに友達と再会して、近くの山まで散歩に行きました。木の下にゴロンと寝転がっておしゃべりしていたら、話すつもりのなかったことまでペラペラペラペラ。zoomなどを使えばオンラインでも話せるけど、実際に会うのはやっぱりいいなぁ。自宅でパソコンやスマホの前でじっとしている時より、一緒に歩きながらとか、寝っ転がりながらだと、自然と楽しい話が多くなる。
こうしていると、もうコロナウイルスはどこか遠くへ行ってしまったように感じるし、町にも人や車が戻ってきて、お店もどんどん再開しているけど、3月17日以降ずっと大学は閉鎖されたままだし、9月に新学期に再開できるのかどうかもまだ不確定だし、私は相変わらずテレワークを続けている。それに世界の感染者は増えている。このギャップにとても違和感を感じて現実味がない。
半月
昨日は、半月でした。
夜の間は、曇っていて全然見えなかったのに、早朝東の空を見てみたら、下の方に月が出てました。
Google先生にいろいろ教えてもらいながら撮ってみました。月を探したり、月の写真を撮ったりするのは面白い。
cf.
【完全保存版】手持ちのカメラで月をキレイに撮影する方法![満月から三日月まで]
最近見た鳥
写真はブレブレで小さいです。。。鳥の写真を撮るのは本当に難しい!双眼鏡を買おうか迷い中です。いいのを知っていたら、教えてください。
- merle noir
- merle noir
- pipit des arbres
- mesange à longue queue
- mesange charbonniere
- bergeronnette-grise
- rougequeue a tete noir
- rougequeue a tête noir
- rougegorge
- moineau
- ???
- tourterelle
- rougequeue a tete noir
- geai-des-chenes
- rougegorge
- pinson des arbres
- martinet noir
- martinet noir
- martinet noir
「50種類の鳥の鳴き声をマスターする」
鳥に興味を持ち始めて色々と探していたら、SUPER HECOという名の若者が、スポーツやアートなど毎回さまざまなテーマでいろんな挑戦をする面白い動画のチャンネルを見つけました。そこに、「50種類の鳥の鳴き声をマスターする」というテーマの動画があったので、おぉ、これはまさに今私がやりたいこと!とさっそく見始めました。SUPER HECOはちょっとチャラい感じ男の子だけど、鳥の鳴き声をまねたりしてかわいくて面白い。動画の最後には、ちゃんと鳥の声を聞き分けられるようになっていて感心。ほほー、私も精進せねば!この動画では、私がこれまでに自分で見つけた使っていたサイトはここでも紹介されていたので、あぁ、私のやり方、間違っていなかったんだ、と一安心。コツコツ続けよう。ちなみに、紹介されていたのは、以下の5つ。
役立つサイト:
- Studio les Trois Becs / APPRENDRE LES CHANTS D’OISEAUX (鳥の声や聴き分け方の説明)
- La Minute Nature / CHANTS D’OISEAUX, LEÇON 1 (No 125) (Julien Perrotさんによる鳥の声の動画)
- [Oizo]lympique(鳥の声を聞き分けるクイズ)
- Oisillon.net / Apprenez à reconnaitre les oiseaux dans votre jardin(鳥の一覧)
- Le Guide Ornitho(鳥の図鑑アプリ)
で、鳥の声をマスターするには、まず、動画などで鳥の鳴き声を何度も聞いて耳を慣らしてから、実際に外にでて、聞き分けられるか確かめるとよいそう。さらに、鳥の鳴き声や、鳥のいた場所、簡単な覚え方などを自分なりにメモしておくといいんだそう。
動画の中で、SUPER HECO も言っていましたが、町の中や、公園にも結構鳥はいます。特に意識していなかった時は、鳴き声はひとかたまりの音にしか聞こえなかったけれど、注意深く聞いてみると、音が1つ1つ際立って聞こえてきて、さらに鳥の姿を自分の目で確かめられると、とっても嬉しい!頭の中だけに存在したものが、実際の景色の中で見つけられることの嬉しさ!こういう感覚は、彼によると、ポケモンGO のゲームみたいだそうです。
鳥の鳴き声の聞き分けは、ちょっと外国語の勉強と似てるかな?と思いました。外国語 /鳥の声 に耳を慣らす→現場でチェック(どんな場所でどんな風に使うのか経験)→徐々に身につく。あるいは、家での勉強などはすっ飛ばして、最初から生活の中で生きた言葉に耳を慣らして、後から家で調べたりして意味が分かる、というような。(現場で外国語 /鳥の声 を聞く(どんな場所でどんな風に使うのか経験)→家で意味などを確認→徐々に身につく。)
そんなわけで、最近はカメラを持って散歩をよくしています。走っていたところを歩いてみると、新たな発見があったりします。
「見る」と「会う」、「行く」と「来る」、そして 「寿司」と「SUSHI」
フランス人が書く日本語の作文で、よくこんな文を目にします。
「友達を見に行きます。」
「友達を見に行く」っていうと、噂になるようなちょっと変わった友達がいて、その友達がどんなだかこっそり見にいく感じをイメージしてしまいます。でも、ここでは別にそういうことを言いたいわけじゃなくて、ふつうに「友達に会いに行きます。」と言いたいだけ。どうして、「会いに行きます」が「見に行きます」になってしまうかと言うと、友達に会いに行きますという意味のフランス語の文「Je vais voir mes amis (I go to see my friends)」にある「voir」という単語を辞書で探すと、最初に出てくる日本語の意味が「見る」だから。で、「voir」=「見る」と訳して「友達を見に行く」という文ができるというわけ。「voir」には「会う」という意味もありますが、辞書では4番目とか5番目とかもっと後ろの方で紹介されています。
景色や品物などに対しては「見に行く」を使うけど、人に対しては「見に行く」はあんまり使わないということを説明したくて、何かいい例がないかな、とあれやこれや悩んでいたら、「いま、会いにゆきます」のことを思い出しました。市川拓司さんによる恋愛小説で、映画化やドラマ化もされているあのヒット作です。この作品、フランス語にも翻訳されているのかな、とネットで探してみたらありました。J’ai lu、Flammarionという2つの出版社から出ているのを見つけました。
まず、表紙を見て驚きました。私のイメージする作品のイメージとかけ離れていたから。J’ai luでは、なぜか着物を着た女性が表紙になっていて、Flammarionでは、なぜか小さな女の子が表紙になっています。フランス人からみた日本やアジアのイメージに合わせて、売れやすいようにこういう表紙になったんでしょうか。。。
- 小説:いま、会いにゆきます
- 映画:いま、会いにゆきます
- Je reviendrai avec la pluie[J’ai lu]
- Je reviendrai avec la pluie[Flammarion]