紫陽花と帷子と俳句

群馬県渋川市の小野池あじさい公園の紫陽花。
母が写真を送ってくれました。
綺麗 です !
下の写真は、紫陽花をうたった、芭蕉の句碑です。

『紫陽花や帷子どきのうす浅葱』松尾芭蕉
現代語訳:
紫陽花が咲き、今年も帷子かたびらを着る季節がやってきた。
ちょうど紫陽花も帷子も同じ薄浅葱色うすあさぎいろをしているよ。

帷子というのは、夏の麻のきもののことだそうです。
ちなみに、浅葱色あさぎいろは、青のような緑のような、エメラルドグリーンに近い色です。

帷子を検索していたら、小林一茶の俳句を見つけました。

『青空のやうな 帷子 きたりけり』小林一茶
綺麗な色の帷子のイメージが、パッと浮かびます。
芭蕉の俳句は、風流で高尚な感じ。
一茶の俳句は、ストレートで面白い。
私は、一茶の俳句も好きだなぁ!

cf.
帷子かたびら
浴衣の歴史と帷子
薄浅葱色うすあさぎいろ

紫陽花と帷子と俳句」への2件のフィードバック

  1. ai

    わたしの近くの丘の上にある公園でも、アジサイが美しくて、昨日は早朝から撮影しました。
    逆光で見たアジサイは、朝露の一つ一つにお日様が虹色に輝いていました。
    今回は日本的で楽しくあじさいもそうですがお母上写真を通じて、親子のお気持ちがにじみ出るようで
    心打つものがありました。

    返信
    1. sae 投稿作成者

      早朝のアジサイに朝露!想像しただけでも綺麗ですー!

      返信

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です