日別アーカイブ: 15/08/2019

Andry-Farcyの回顧展

グルノーブル美術館で今やっているAndry Farcy の回顧展に行ってきました。彼は、1919年にグルノーブル美術館の学芸員となり、前衛美術(アヴァンギャルド)の作品の収集に力を入れました。足りない予算は、市長やアーティストと交渉したり新聞などを通じて市民に呼びかけたりして寄付を募って、作品を徐々に増やしていったそうです。グルノーブルは、フランスで最初の近代美術の美術館で、世界的にみても近代美術の分野で先駆けだそうです。今こうやってここで近代のアーティストたちの選りすぐりの作品をたくさん見ることができるのも、彼のこんな努力のおかげなんだなぁ、と感心しました。

以下は、1921年の美術館の改修の際の、彼のスピーチの抜粋です。
« Mieux vaut balbutier des vérités naissantes que d’affirmer avec facilité des vérités conquises par nos aînés ». Discours d’Andry-Farcy à l’occasion du réaménagement des salles du musée, 23 juillet 1921.

『先人たちが手に入れた真実を、確かにそうだね~と言って流暢に話すよりも、生まれかけの新しい真実をたどたどしく話す方がいい。』(日本語訳:私)

cf.
Hommage à Andry-Farcy, un conservateur d’avant-garde [1919-1949]

自転車の話題2つ (2/2)

そして、悲しい現実・・・。

先日、自転車を盗まれました。ちょっと高価なU字型のごっつい鍵をかけていたのに、盗まれました。。。自転車を盗難された腹いせに、ふとそこらへんにある誰かの自転車を盗んでやろうか!っていう気持ちも出てきた。けどそこは、大人としてぐっとガマン。。。仕方ないので、とりあえずU字型のごっつい鍵だけでも回収しよ、と鍵だけ家に持って帰りました。

グルノーブルに住み始めてから盗まれるのは、これで2回目です。悲しいことにグルノーブルでは、自転車がよく盗まれます。町を歩くと、タイヤやサドルだけ盗まれたかわいそうな自転車をよく目にします。歩きながら、町をあらためて見渡してみると、駐輪用の柵に残されている鍵(私のように自転車が盗難されて、鍵だけ残ってるんでしょうか。)の多いこと!盗難自転車の転売が生業として成り立つから、自転車の盗難がなくならないらしいです。悲しい現実。。。

もうちょっと警戒が必要だったなぁ。使うのは遠出の時だけにして、町での移動はトラムや徒歩にしておけばよかったなぁ。自転車の鍵はU字型2個づけにしとけばよかったなぁ。後悔後悔後悔後悔後悔後悔後悔後悔後悔後悔後悔~!後悔の嵐!

自転車の話題2つ (1/2)

まずはいいニュース!自転車道について。

私はバスや電車より自転車が好きで、よく自転車にのっています。でも、せまい車道を走るときなど、ときどき車にぶつかるんじゃないかと怖いです。グルノーブルは、自転車の利用を推進していて、自転車道がどんどん整備されてきています。車道の端っこじゃなくて、真ん中を自転車が通るようになっているのもあって、こういう道路はとても走りやすくて気持ちいいです。