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友達と散歩

土曜は、ひさびさに友達と再会して、近くの山まで散歩に行きました。木の下にゴロンと寝転がっておしゃべりしていたら、話すつもりのなかったことまでペラペラペラペラ。zoomなどを使えばオンラインでも話せるけど、実際に会うのはやっぱりいいなぁ。自宅でパソコンやスマホの前でじっとしている時より、一緒に歩きながらとか、寝っ転がりながらだと、自然と楽しい話が多くなる。


こうしていると、もうコロナウイルスはどこか遠くへ行ってしまったように感じるし、町にも人や車が戻ってきて、お店もどんどん再開しているけど、3月17日以降ずっと大学は閉鎖されたままだし、9月に新学期に再開できるのかどうかもまだ不確定だし、私は相変わらずテレワークを続けている。それに世界の感染者は増えている。このギャップにとても違和感を感じて現実味がない。

今週のイラスト

外出制限中に絵を描くのにはまってます。ちょっとマンネリ化してきたので、普通のペンじゃなくて、筆ペンで描いてみました。

外出制限が始まってから、ほぼ4週間

3月17日(火)に外出制限が始まってから、ほぼ4週間が経ちました。
今日はとてもあたたかくて、昼間は窓際にずっといると半そででも暑いぐらいなので、窓際を離れて、部屋の中の方にいました。少し前までは、全然想像もしていなかった生活です。今もたくさんの方が毎日亡くなっているし、これからどうなるのかも分からないですが、今私にできるのは、人と接触する機会が増えるような外出を控えて、人との距離をきちんととって生活することだと思っているので、これからもそれを守っていきたいと思っています。

外出制限が出された当初は、今よりももっと分からない情報が多くて、もっと混乱していました。外出をしてはいけないということで、今までしていたことが普通にできなくなるわけですが、なぜ外出がだめなのか、どこまでの外出がだめなのかが分からなくて、今まで自分がやってきたことを犠牲にしてまで指示を守らなければいけないことの意味が分からなくて、反発の気持ちがありました。でも、今は、感染を防ぐために移動制限したり、人と会う機会を減らすことが重要だということが分かったし、政府の指示も前より明確になっているので行動しやすいです。(指示があいまいだと自分のいいように解釈したくなりますが、明確な指示だと、「あ、そこまではダメなのかと」スッパリ諦めがつく、というような。)

最初は、自宅でのオンラインでの仕事にも慣れなかったけど、今は、家でも仕事がつづけられている状況がありがたいと思っています。私は1人暮らしだから、これでもし人とも会えなくて、仕事もできない状況になっていたら、精神的にもっと辛かったと思います。普段は、沢山の人に会って人間関係に疲れると、1人になりたい!という衝動がわきあがるけど、こうして人に会えない時間が長く続くと、人に会いたいという気持ちが普段より強くなる。オンラインでも人と話すと元気になれるので、あらためて、友人や家族、職場の仲間は大切だな、1人では生きられないんだな、と実感しています。

それと、生き物(植物もふくむ)の力は偉大だな!と。家でパソコンに向かってばかりいると運動不足になるし疲れるのですが、そんなときに、野菜(かぼちゃなど)に触ると、とっても気持ちが落ち着くんです。ちょっと大げさですが、野菜の生命力と、それを育てた人の愛を感じてしまいます。

今日は、久しぶりに、両親と妹とスカイプをしましたが、みんな元気そうで安心しました。甥っ子ちゃんは馬が大好きなんですが、この前は、食パンを馬にみたてて、パカパカ、ゆ~らゆ~らと楽しそうに遊んでいました。思う存分遊んだ後に、困り顔で「お馬さん、動かな~い。」と言ったと思ったら、パクっと食べてましたが!(驚!)子どもみたいに想像力があったら、たとえ家から出られなくても、お馬さんと遊べるんだな!うらやましい!私も想像力をふくらませて、楽しもうと思う。

外出制限の最初のころは、なげやりな気持ちになったり、やる気がなくなったりして、好きなランニングもしばらくできていなかったですが、今は、人気の少ない早朝をねらって、規定の距離・時間(自宅から半径1キロ以内で1時間以内、1日1回)を守って、1人で近所を走っています。本当は山に行きたいですが、遠くの山に行かなくても、近所でも普段と違う道を選んだり、ちょっとより道したりすると、結構発見できることもあります。少しの時間でも、肌に風を感じながら走るのは気持ちいいです。自宅にいる時間がとても増えたので、本を読んだり、気に入った記事や歌詞などを手書きで書き写してみたりと、インドアでの楽しみも開拓中です。

私は専門家ではないから、医療行為をしたり、病気に関する専門的な意見を言ったりはできないけど、今はパニックにならずに、冷静に自分のできることを淡々とやって、コロナウイルスが落ち着いたときのために、色々楽しいことを考えたりして準備しておこうと思っています。

cf.
-「馬」折り紙”Horse”origami

買い物、エア花見、踏み台昇降など

今日は、1週間ぶりに買い物にいきました。外に出て少し歩くと、風を感じて気持ちいい。
スーパーは、レジ係の人とお客の間には透明のしきりがあるし、店内でもお客同士で距離を気にして、よそよそしくて、警戒しあっているような変な感じでした。イスラエルの歴史学者のユヴァル・ノア・ハラリさんが、コロナ後の社会は、監視社会になるんじゃないかと言っています。怖いけど、現実味があります。確かに私も、ここ二週間ぐらい学生の様子を知るために、オンライン授業へのアクセス状況を確認する機能をよく使ってました。こういう機能があるのは前から知っていたけど、前は時々しか使っていなかった。

先週は、はりきって開店より少し前にスーパー行ったけど、10人ぐらい行列してました。ちなみに、スーパーには、家族や友人とは一緒に入れなくて、基本的に1人ずつです。店内の人数制限もあるので、1巡目には入れきれなくて、結構待たされました。それからは、1人店内から出たら1人入る、というような感じなんですが、ようやく私の番が来た~!と思ったところで、入店待ちの行列の反対側から歩いてきた年配の女性が、スススススーッと私たちの行列の前を横切って、サッと店内の入ってしまいました。あまりに自然で素早くて一瞬なにが起こったのか分からず。私の後ろにいた人も、おばあさんのあまりにも予想外な行動に、目が点になっていました。唖然!マナーの悪い若者ばかりが取り沙汰されるけど、こういうお年寄りもいるんだなぁ。。。

ウェザーニュースが、お花見VRというサイトを作っていて、バーチャルでお花見ができるそうです。日本の花見の名所の映像が自分の好きな角度から楽しめるのは面白そうだなと、ためしに見てみたら、自分でもなんでなのか分からないけど、急に涙がでてきた。綺麗だから?感傷的になっているから?それとも、本物じゃなくて映像で花見をしているのが悲しいから?本当に自分でもよく分からなかった。

最近は、心と体の健康のため、家にある椅子を使って、踏み台昇降みたいな運動をしています。なかなかいい汗をかきます!それと、気晴らしに、絵を描いたり。
今まで気づかなかったけど、うちからは、鳥の声がよく聞こえます。最近、前にもましてパソコンばかり使っているので、目が疲れるし、手は腱鞘炎になりそうです。昼ごはんを食べたあと、ちょっと目をつぶってゆっくりボーッとする時間をとっています。

鳥の声:

 

Les Frangines – Donnez-moi (Clip Officiel) シンプルで明るい気持ちになれる曲。
Pomme – anxiété  Pomme – anxiété Pommeの声はとっても素敵です。Pommeは、フランス語で「りんご」、anxiétéは「不安」という意味。
Pomme – anxiété (autoharp session)オートハープのバージョンもかわいくていい感じ!

コロナウイルスとconfinement (コンフィヌマン)

最近よく、報道や友達との会話の中で「confinement (コンフィヌマン)」という言葉を耳にします。日本語だと、自宅にとどまってて外出をしないこと、「自宅待機」や「外出禁止」にあたる言葉だと思うのですが、気になったので調べてみました。confinement (コンフィヌマン)は、confinerという動詞からできた名詞で、confinement のcom-は、「いっしょに、ともに」という意味、confinementのfinisは、「終わり」という意味であることから、あわせて、「閉じ込めること」、「閉じこもること」、「監禁」、「幽閉」、「移動の制限」、法律用語の「独房監禁」などの意味があるようです。この意味の他に、中世には、「出産」とか「分娩」という意味もあったようです。出産するときにどこかに閉じこもるからかなぁ。それとも、あかちゃんとお母さんがいっしょにいることの終わりっていうことから、出産を意味することになったのかなぁ。

ちなみに、se confiner という動詞には、「閉じこもる」の他に、「何かに没頭する・専念する」という意味があります。

わたしは根がひきこもり体質なのか、家で自分の世界に閉じこもるのは結構好きかもしれません。誰にもじゃまされないで、好きなことに没頭できるので。でも、コロナウイルスの心配をしながら、外出できず、長い時間ずーっと室内にいると、かなりふさいだ気もちになります。友達の家に行ったり、ジョギングしたり、山に行ったりしてはいけないという厳格な規制には、うんざり。。。!外で運動できないのは本当につらい!!!

外出禁止になってから、毎晩8時には、みんなで拍手をしています!最前線でたたかっている医療関係者をはげますためです。拍手の音は、日に日に大きくなって、拍手だけじゃなくて、叫んだり何かを叩いたりしてにぎやかに音をだしてます。まるでお祭り!!フランス人は明るいなぁ!

今朝も、お隣の家の屋上に「torterelle(キジバト)」がやってきました。首のところの黒い輪っかがとっても綺麗でかわいい。

幸いなことに、今はテクノロジーがあるので、離れた場所にいる人とも家族や友達とも連絡がとれるし、仕事も継続できるので、よかったです。この前は、いつも対面でやっているクラスをオンラインでしました。週末は、友達とビデオで通話しながらごはん食べたりして、こんなこと、今までしたことなかったから、ちょっと面白かった。人と会話したり、人の顔をみたりすると、元気がでるんだなー、と改めて実感。家に庭があったり、ランニングマシーンやエアロバイクがある人はうらやましいなぁ!と思うけど、何もないアパートでもできることはあるから、いろいろ工夫してやっていきたいと思います!いつまでが続くのか、まだわからないですが、きっとこれが終わったら、外に出て普通に生活できることに、すごい幸せを感じちゃうんだろうなー。と想像してます。

cf.
France info : 8時の拍手のニュース
Le dauphiné Libéré : イゼール県 グルノーブル・ヴェルコールのローカルニュース
Wiki : Confinement

自転車の話題2つ (2/2)

そして、悲しい現実・・・。

先日、自転車を盗まれました。ちょっと高価なU字型のごっつい鍵をかけていたのに、盗まれました。。。自転車を盗難された腹いせに、ふとそこらへんにある誰かの自転車を盗んでやろうか!っていう気持ちも出てきた。けどそこは、大人としてぐっとガマン。。。仕方ないので、とりあえずU字型のごっつい鍵だけでも回収しよ、と鍵だけ家に持って帰りました。

グルノーブルに住み始めてから盗まれるのは、これで2回目です。悲しいことにグルノーブルでは、自転車がよく盗まれます。町を歩くと、タイヤやサドルだけ盗まれたかわいそうな自転車をよく目にします。歩きながら、町をあらためて見渡してみると、駐輪用の柵に残されている鍵(私のように自転車が盗難されて、鍵だけ残ってるんでしょうか。)の多いこと!盗難自転車の転売が生業として成り立つから、自転車の盗難がなくならないらしいです。悲しい現実。。。

もうちょっと警戒が必要だったなぁ。使うのは遠出の時だけにして、町での移動はトラムや徒歩にしておけばよかったなぁ。自転車の鍵はU字型2個づけにしとけばよかったなぁ。後悔後悔後悔後悔後悔後悔後悔後悔後悔後悔後悔~!後悔の嵐!

自転車の話題2つ (1/2)

まずはいいニュース!自転車道について。

私はバスや電車より自転車が好きで、よく自転車にのっています。でも、せまい車道を走るときなど、ときどき車にぶつかるんじゃないかと怖いです。グルノーブルは、自転車の利用を推進していて、自転車道がどんどん整備されてきています。車道の端っこじゃなくて、真ん中を自転車が通るようになっているのもあって、こういう道路はとても走りやすくて気持ちいいです。

感じの悪い担当者

free box の契約をオンラインで申し込んだら、不足している情報があったみたいで、担当者から電話がかかってきた。その人のしゃべり方がもごもごしていて、そのわりには早口で、本当に聞き取りづらくて何度も聞き返してしまった。そうしたら、「本当しょうがないわねぇ。あなと話しても埒が明かないわ、フランス語がちゃんと分かる人に電話してもらって。」というようなことをため息まじりに言われて、会話の途中なのに一方的に電話を切られた。。。
もっと分かりやすく話してよ!担当者の横柄な対応に、本当にブチ切れそうになった。と同時に、一人前として扱ってもらえるように、もっとちゃんと聞き取ったり話したりできるようになりたい!と強く思った。こういう怒りとか悔しい!っていう感情はすごいエネルギーを持ってて、モチベーションをあげるのにとても良い。ので、まぁ、感じ悪い担当者にも感謝しようか。

電気が使えない

新しいアパートに引っ越しました。車を持っている友達に手伝ってもらって、とても助かりました。荷物が多かったので、車に全部つめるのか不安でしたが、なんとか1回で大丈夫でした!ちなみに、前のアパートは、電気代や水道代がコミコミだったので、自分で契約をする必要がなかったのですが、今回のアパートは、光熱費が含まれてないので、自分で電力会社や水道の会社に電話しなくてはいけません。なので、がんばって電話したんですが、電話で連絡してから、係の人が来て電気が使えるようになるまで、1週間ぐらいかかるそうなんです!予想より時間がかかる!!

というわけで、昨日は電気が使えませんでした。。。なので、蝋燭をともして夜をすごしました。ヘッドライトも大活躍でした。家にいながらちょっと冒険の気分になったし、月あかりも綺麗で、なかなかよかったです。明日の朝には、係の人が来てくれることになっていますが、蝋燭は電気代節約できるし楽しいので、定期的に蝋燭ナイトをしてみようかな。

wifi は、今のところ、カフェや図書館で使ってます。近所の図書館は、町の中心部にある図書館より素朴でいい感じ。