日別アーカイブ: 21/08/2018

ドキュメンタリー映画 『A voix haute  – la force de la parole – 』 (2/2)

学生たちは、みんな輝いていましたが、中でも、エディ(Eddy Moniot )は、特に目が輝いていました。
彼をみてると、話すのが本当に好きなんだなぁ、と伝わってきます。
何を言うか考えるときに、一生懸命辞書で言葉を探したり、何度も暗唱したり、すごく努力をしているけど、むしろ楽しんでるようにみえます。
どうやったら、もっとおもしろく、うまくつたわるかを、考えて、楽しんでいます。
何かを好きって思う力、楽しむ力ってすごい!と思いました。
エディはお父さんにことをとても尊敬していますが、個人的に、お父さんが部屋の中でもかぶっている赤い帽子がとっても気になりました。(予告編50秒あたりに、彼の両親が映っています。)

エルハジ Elhadj Touréは、エディとは違ったタイプですが、彼の声はとても低くて落ち着いていて、説得力がありました。(エルハジは、予告編1分あたりにでてきます。)彼がインタビューで言ったこの言葉は、印象的でした。

「これまでのことを振り返ると、もし、ちょうどいい時に、適切な言葉を言えてたら、人生をかえることができていたのになぁ、と思う。」
原文 ” Quand je retrace mon parcours, je me dis que si j’avais eu les bons mots au bon moment, j’aurais pu changer certains événements de ma vie. ”

2016年に公開されたこの映画はとても成功をおさめて、この大会は、今では、パリのサンドニの他、パリのナンテール、リモージュ、グルノーブルでも開催されているそうです。

cf.
映画の予告編 『A voix haute  – la force de la parole – 』

ドキュメンタリー映画 『A voix haute  – la force de la parole – 』 (1/2)

学生の弁論大会のドキュメンタリー映画(A voix haute  – la force de la parole – )を見ました。
すごくよかったです。
学生たちが、きらきら輝いて、エネルギーに満ち溢れていて、こちらまで元気になりました。

映画の監督(ステファン ド フレタ)は、エロカンシア:Eloquentiaというこの弁論大会の創設者でもあります。
パリ北部の郊外にあるサンドニは、治安が悪く評判のよくない地域です。彼は、弁論大会を通じて、この地域の若者たちに、自分を表現する力を身につけて、自分に自信をもってもらうおうと、2012年にパリのサンドニ大学でこのプログラムを始めました。

弁論大会の参加希望者は、準備のため6週間の研修をうけます。映画は、この研修や大会の様子、参加者へのインタビューなどで構成されています。
研修の講師陣は、弁護士、ラッパー、演出家などバラエティ豊かで、驚きました。学生たちも個性豊かでした。
クラスの雰囲気がとてもよくて、失敗しても笑い飛ばしてしまう感じで、学生たちがいきいきとそれぞれの個性を発揮して話しているのも、見ていて楽しかったです。

つづく…

フィンランドの映画『希望のかなた』

2017年に公開されたフィンランドの映画『Toivon tuolla puolen』(日本語タイトルは「希望のかなた」)をみました。
主人公のKhaledはシリアの内戦から逃れて、やっとのことでフィンランドに入りますが、難民申請を拒否されたり、難民に反対する自警団に暴力をふるわれたりします。
私にとってフィンランドというと、大自然に囲まれた福祉の充実したいい国、ムーミンの国、大好きな映画『かもめ食堂』の舞台となった国といった、いいイメージだけでした。
でも、この映画で、フィンランドの抱える移民問題のことを知りました。
ちなみに、2017年のベルリン国際映画祭で、アキカウリスマキ監督は、銀熊賞(監督賞)を受賞しています。
映画のところどころで、フィンランドのミュージシャンの演奏シーンがあり、とても素敵でした。
それにしても、主人公のシリアからの難民のKhaledを演じた Sherwan Hajiは、俳優の山田孝之さんに顔がとっても似ていました !
ホテルのレストランの売り上げが芳しくないからと、レストランを無理矢理すし屋に改装するシーンも、おもしろかったです !!

cf.
公式サイト 『希望のかなた』 監督:アキ・カウリスマキ
劇場版 ムーミン
映画:かもめ食堂 予告編