日別アーカイブ: 23/03/2020

コロナウイルスとconfinement (コンフィヌマン)

最近よく、報道や友達との会話の中で「confinement (コンフィヌマン)」という言葉を耳にします。日本語だと、自宅にとどまってて外出をしないこと、「自宅待機」や「外出禁止」にあたる言葉だと思うのですが、気になったので調べてみました。confinement (コンフィヌマン)は、confinerという動詞からできた名詞で、confinement のcom-は、「いっしょに、ともに」という意味、confinementのfinisは、「終わり」という意味であることから、あわせて、「閉じ込めること」、「閉じこもること」、「監禁」、「幽閉」、「移動の制限」、法律用語の「独房監禁」などの意味があるようです。この意味の他に、中世には、「出産」とか「分娩」という意味もあったようです。出産するときにどこかに閉じこもるからかなぁ。それとも、あかちゃんとお母さんがいっしょにいることの終わりっていうことから、出産を意味することになったのかなぁ。

ちなみに、se confiner という動詞には、「閉じこもる」の他に、「何かに没頭する・専念する」という意味があります。

わたしは根がひきこもり体質なのか、家で自分の世界に閉じこもるのは結構好きかもしれません。誰にもじゃまされないで、好きなことに没頭できるので。でも、コロナウイルスの心配をしながら、外出できず、長い時間ずーっと室内にいると、かなりふさいだ気もちになります。友達の家に行ったり、ジョギングしたり、山に行ったりしてはいけないという厳格な規制には、うんざり。。。!外で運動できないのは本当につらい!!!

外出禁止になってから、毎晩8時には、みんなで拍手をしています!最前線でたたかっている医療関係者をはげますためです。拍手の音は、日に日に大きくなって、拍手だけじゃなくて、叫んだり何かを叩いたりしてにぎやかに音をだしてます。まるでお祭り!!フランス人は明るいなぁ!

今朝も、お隣の家の屋上に「torterelle(キジバト)」がやってきました。首のところの黒い輪っかがとっても綺麗でかわいい。

幸いなことに、今はテクノロジーがあるので、離れた場所にいる人とも家族や友達とも連絡がとれるし、仕事も継続できるので、よかったです。この前は、いつも対面でやっているクラスをオンラインでしました。週末は、友達とビデオで通話しながらごはん食べたりして、こんなこと、今までしたことなかったから、ちょっと面白かった。人と会話したり、人の顔をみたりすると、元気がでるんだなー、と改めて実感。家に庭があったり、ランニングマシーンやエアロバイクがある人はうらやましいなぁ!と思うけど、何もないアパートでもできることはあるから、いろいろ工夫してやっていきたいと思います!いつまでが続くのか、まだわからないですが、きっとこれが終わったら、外に出て普通に生活できることに、すごい幸せを感じちゃうんだろうなー。と想像してます。

cf.
France info : 8時の拍手のニュース
Le dauphiné Libéré : イゼール県 グルノーブル・ヴェルコールのローカルニュース
Wiki : Confinement