おやじいけばな

『向春』:高崎市の匿名Tさん

高崎市の匿名Tさんから、素敵なお花の写真が届きました。
『おやじいけばな』というおやじを対象にした生け花のイベントで生けた花だそうです。

Tさんへのインタビュー:
さえ: こんにちは、T さん。使ったお花は何ですか?
Tさん:ネコヤナギ2本と、アンスリウム2本です。花材は、最初から指定されてたので、それにあう花を選びました。
さえ: かわった花を選びましたね。どんなイメージでお花を生けましたか。
Tさん: 花瓶の赤と緑、アンスリウムの赤で広がりを、ネコヤナギで伸びやかさを目指しました。
全体としてのバランスをとるのが難しかったですが、先生の提案で、枝を橋渡しとして使ったら、バランスがよくなりました。枝が水につからないので、実や葉を全てとって、枝だけを使いました。
さえ: そうですか。横になった枝、すごく気になってました。そういう意味があったんですね。
では、作品にタイトルをつけるなら、何ですか?
Tさん:「向春(こうしゅん)」です。
さえ: おぉ!春がすぐそこまで来ている、っていう感じですね。作品の出来栄えには満足ですか?
Tさん: まずまずです。特にアンスリウムの配置がまずまずかな。
さえ: そうですね。赤いアンスリウムが手前にぐわっと出ていて、広がりが見事に表現されていますね。では、最後になりましたが、その他に何か感想などがあれば、お願いします。
Tさん: 生け花を見ることはあっても、自分で生けることはなかったので、最初はとまどいましたが楽しめました。他のおやじたちも楽しんでいました。
さえ:おやじと生け花は、なんだか相性が悪そうですが、とってもうまくいったようですね!
Tさん、ありがとうございました。

※ 生け花(華道)は、仏教伝来とともに、仏さまにお供えする花から始まったとする説が有力だそうです。その後、室町時代 に、京都の僧侶、池坊(いけのぼう)により、日本独自の確立されました。

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