面白い表現:Il n’y a pas le feu au lac

『Il n’y a pas le feu au lac』、英語に直訳すると『There is no fire at the lake』 。最初この表現を見た時、何か悲しい状況を表す表現なんだろうな、と思いました。日本では、特に夏には、川や湖や山など、色々な場所で花火大会が開催されます。『le feu』には、火、火事、花火、信号など色々な意味があって、私は『Il n’y a pas le feu au lac』という表現の中のこの『le feu』は花火を意味しているんだと思って、きっと何か花火大会の開催を妨げるようなことが起こって、「湖に花火がない」、「湖で花火が見られない」 ⇒ 「あぁ、なんて悲しい!」 という気持ちを表す表現なんだろうな、と思ったんです。
でも、私の予想とは違って、ここでの『le feu』は、単純に『火』とか『火事』っていう意味で、「湖に火がない」 ⇒ 「何も危険なことはない」 ⇒ 「慌てる必要はない」 ということを表す表現だそうです。こういう表現を知るのは面白いです!

補足:
もともとこの表現は、『Il n’y a pas le feu』(火がない)というシンプルなものでしたが、後に「au lac」(湖に)という言葉が付け加えられて、『Il n’y a pas le feu au lac』となったそうです。ちなみに、この湖は、スイスのレマン湖を指していて、のんびりとしたスイス人をからかう意味があるそうです。

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