月別アーカイブ: 2017年3月

銀河鉄道の夜

『銀河鉄道の夜』 宮沢賢治

宮沢賢治の小説、銀河鉄道の夜(Ginga Tetsudō no Yoru)。
フランス語版の綺麗な本を見つけたので、買ってみたけれど、タイトルを見てあれっと思った。

フランス語版のタイトルは、
Train de nuit dans la Voie lactée、「銀河を走る、夜の列車」になっている。
英語に直訳すると、Night Train In Milky Way みたいな感じかな。

「銀河鉄道の夜」という言葉を見たとき、なんとなく銀河を走る列車をイメージしていたけど、「夜」という言葉は、何にかかっているんだろう。「鉄道」それとも「銀河鉄道」?
それに、「鉄道」には、「線路」と「列車」の2つの意味があるし。
そもそも「銀河鉄道」って何だろう。
改めて考えてみたら、よく分からなくなってきました。

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おやじいけばな

『向春』:高崎市の匿名Tさん

高崎市の匿名Tさんから、素敵なお花の写真が届きました。
『おやじいけばな』というおやじを対象にした生け花のイベントで生けた花だそうです。

Tさんへのインタビュー:
さえ: こんにちは、T さん。使ったお花は何ですか?
Tさん:ネコヤナギ2本と、アンスリウム2本です。花材は、最初から指定されてたので、それにあう花を選びました。
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桜と木蓮

「桜と木蓮 」撮影:上(私)、下(日本に住む妹)

上の二枚は、グルノーブルの木蓮と桜、
下の二枚は、葛西の木蓮と桜です。

グルノーブルの方が、葛西より一足先に春まっさかり。
こうやって花をみくらべるのは楽しい。
楽しみ倍増!

ポテトとニシンのサラダ、マスタードドレッシング

友人の家でいただいた、美味しくて素敵な一皿。
ニシンは、大好きで、自分でも良く買うけど、この食べ方は知らなかったです。
新しい食べ方を発見!
hareng という文字を見ると、アレンと言いたくなりますが、発音は、どちらかというと、アランに近いです。
ちなみにオニオンは、今回のように生で食べる場合は、赤いのを使うのがいいそうです。
ありがとうー!料理長!
料理長は、もちろん、Steph です。

イゼール川の土手

La ficaire

昼休みに、 イゼール川の土手を散歩しました。
黄色い花が土手にがびっしり。春だなぁ。

花の名前が知りたくて、
「黄色」「8枚の花びら」「小さい」で検索して、でてきた画像の中から、それっぽいのを選んで、その画像の載っているページを見てみたら、「La ficaire 」という名前がでてきました。
たぶん、「La ficaire 」 だと思います。
便利な世の中です。
*日本語の名前が分からないけど、キンポウゲ科(Ranunculaceae)の花みたいです。

さようなら、いってらっしゃい

“Le Versoud” は、グルノーブルの少し北東のVersoudにある小さな飛行場です。
私は、今か今かと離陸の瞬間を待っていました。
– 乗客をのせる
– プロペラを回す
– 滑走路に向かう、
と、プロペラ機は、ゆっくりと時間をかけて離陸の準備を進めます。

どんな風にとぶのかな。離陸が待ち遠しい!

滑走路に入ったプロペラ機は、今までのゆったりとした動きがうそのように、
一気に加速して、すーっと一気に飛んでいってしまいました。

思わず見とれてしまい、シャッターチャンスを失いました。。。
右下に見える止まっているプロペラ機の右上、黒い小さな機体が、今離陸した飛行機です。
かろうじて映ってます。見えますか?

鏡をみながら

夜、鏡をみながら、ふと思いました。
私のほくろは、口の右上にある。
でも、鏡にうつったほくろは、口の左上。
ということは、私は自分の本当の顔を一度もみたことがない!?
え、と思って左手で左側をたしかめてみたけれど、そこにはほくろはなく、
右手で右側をたしかめたら、やっぱりそこに、ほくろのふくらみがあった。
左が右で、右が左で、と色々考えていたら、わけがわからなくなり、眠ることにしました。

翌朝、目が覚めて、急に、「あ」と思いました。
あー、写真。
写真にうつった私は、ほくろが右側についてるよな。
自分の見ている世界は、他の人の見てる世界と違うんだな。
そして、技術の進歩で、見える世界もどんどんかわるんだな、と、ふと思った朝でした。

壁に咲いた桜の花

撮影:日本に住む妹

桜の開花を待ちわびて、100円ショップで買ったシールで作ったそうです。
袋には、花と木と鳥のシールが入ってて、配置は自分で好きに決められるんだって。
かわいい!
日本の100円ショップ、恐るべし!

催花雨

こちらでは、もう桜が咲いてます。
桜にみえて、アーモンドの木ということもあるらしいけれど、これはたぶん桜でしょう。
日本では、桜はまだ咲いてないみたいだから、こっちのほうが早いのかな?
ちなみに、今日の東京は雨だったそう。この時期に降る雨を、催花雨(さいかう)というそうです。桜の開花(かいか)催促(さいそく)するように降る(あめ)、で催花雨(さいかう)。俳句の春の季語にもなっているそうです。今日初めて知りました!

グルノーブルよくみかける鳥、黒と白が印象的なこの鳥は、ぴ(pie)という名前だそうです。
「ぴ」って。短すぎ。日本にも、こんなに短い名前の鳥っていたかなぁ、としばらく考えていたら、急に思い出しました。
「う」です。鵜飼いに使う、あの鵜です。短い名前の鳥の日仏対決は、ひとまず引き分けでしょうか。