フランス」カテゴリーアーカイブ

AUTV – Ronda dels cims - [レポート:前日]

  • 07/18 レース前日

のんびり起きて、朝はホテルで食べました。泊まっているのは、グループ客が多かったけど、その中で1人で食べてるアジア人の女の子が1人いたので、話しかけてみました。彼女は中国人で、友達がボルドーに住んでるから、夏休みを利用してこちらに旅行に来て、車を借りて1人で色々ドライブしてる、とのことでした。外国で1人でドライブなんて、すごい!彼女は、トレイルランニングのことは全然知らなかったけど、話すと珍しそうに聞いていました。ゼッケンの受け取り等は、午後からだし、午前は暇だと言うと、彼女も特に予定はないというので一緒に散歩することにしました。宿の人に教えてもらった抜け道みたいなところを通って、Massanaという町の方まで行ってみました。 犬を沢山(4匹)散歩してるおじさんがいて、すごいですね!というと、実は家にももう1匹いるんだよ!と言われました。これだけじゃなくて、もう1匹いるのか!(驚!)

スポーツショップでは、いい感じの白いハットをみつけました。かぶってみるとちょうどよくて、暑さ対策にもいいかな、と思ったので、購入してレースでかぶることにしました。(これが大正解で、レース中とても涼しかったです!)キャップなどのかぶり物は風がふくとすぐ飛んでいっちゃうし、しめつけ感があんまり好きじゃないんですが、このハットはいい感じでした。ちょっと疲れたので、ベンチに座って、アンドラのレースの資料などと彼女にみせながら話すと、すごく興味深そうに聞いてくれました。特に、シャモアのイラストとかたつむりのイラストの入った、一番速いランナーと一番遅いランナーの到着時間を書いた一覧表にはおお喜びで、ちょっと写真とらせて~と、パシャパシャ写真を撮ってました。(笑)トレイルランナー以外の人と、トレイルの話をするのは、なんか新鮮でおもしろかったです。

宿にもどると、宿のスタッフも宿の犬(バルタン)の散歩から帰ってきたところでした。「ハスキー」じゃなくて「アラスカン・マミュート」という犬だそうです。宿からは、Comapedrosaが見えて、「あれが、アンドラ最高峰のComapedrosaだよ」と教えてくれました。「ここに乗った方がよく見えるから、乗ってごらん」と言われて、大きな墫みたいなのを指しているので、乗ってみると、確かによく見えました!でも安定が悪くてぐらぐらで、あ、ここで転んで怪我して、レース走れなかったらしゃれにならないよなーと思い、慎重にそろりそろりと墫を下りました。

彼女と別れてからは、ちょっと遅めの昼ごはんを食べました。夜は軽めにしようと思っていたので、お昼はガッツリお肉の煮込みを食べました。Aldosaはとても静かで落ち着いているので、お昼は2時間ぐらいかけて結構ゆっくり食べましたが、長居しても全然問題なく、居心地がよかったです。カフェのスタッフも感じがよかったです。

それから、15時ぐらいに、のんびりOrdinoに移動。ゼッケンを受け取りました。会場では、4年前にUTMBで知り合った、森光さんに再会。彼は、スペインのマドリード経由でOrdinoに来たとのことでした。その他にも結構日本人がいて、アンドラは日本人に人気の大会なんだなーと実感。ゼッケン受け取り後は、デポバックを預けるつもりでしたが、受付開始まで時間があったので、2時間ぐらい近くの芝生で横になって昼寝。(なんせ、宿まで少し遠いので、往復すると体力を消耗しそうだったので、省エネです。)昼寝でゆっくり休んだあとは、デポバックを預けて、ブリーフィングを聞いてから、宿に戻りました。

早く寝たかったので、夕飯は前日にスーパーで買った謎のカップ麺(YATEKOMO)の焼きそばにしました。ピラフみたいなのと、焼きそばとどっちにしようか迷いましたが、焼きそばの方がカロリーが高かったので、焼きそばにしてみました。その他、オムレツやトマトやアボカドを食べて、それからゆっくりお風呂に入って、8時半ごろにはベットに横になりました。(うとうとしつつも、色々なことが頭の中でぐるぐるして、寝てるんだか寝てないんだか分からない状態でしたが。)

AUTV – Ronda dels cims - [レポート:前々日]

  • アンドラまでの移動 (7/17 レース前々日)

グルノーブルからアンドラまでは約600キロぐらいあって、結構アクセスが大変です。今回私は、グルノーブルからまずバスでトゥールーズに行って、そこからさらにバスでアンドラまで移動しました。7/16(火)の深夜のバスでグルノーブルを出発し、トゥールーズには7/17(水)の朝着きました。アンドラへのバスは11時発で、かなり時間があったので、トゥールーズの町をぶらぶらしていたら、Basilique Saint-Serninという綺麗な大聖堂に着いたので、絵を描いたりひてのんびりしました。

バスはアンドラの(Andorre-la-Vieille)というところに着きましたが、ここからレース会場のOrdinoまでは、まだ10キロぐらいあります。Andorre-la-VieilleからOrdino行きのバスにのると、トレイルランナーっぽい人がちらほらいました。私は、レース会場から2キロ弱くらいはなれたAldosaというところに宿をとったので、バスの運転手さんに、そのことを話すと、バスは基本的にはそこにはとまらないけど、近くを通るから、途中でおりるといいよ、と教えてくれました。とはいうものの、本当にちゃんと途中で下りられるのかな、とソワソワしながら乗っていると、しばらく走ったところで運転手さんが、「Aldosa~!Aldosa~!」と連呼して、君ここで下りな、と教えてくれました。この坂をのぼると5分ぐらいでAldosaだから!と言って笑顔で送りだしてくれました。あー、もうすぐ宿かぁ、とわくわくしながら歩いていると、急に土砂降りの雨が降ってきました。バスの中ではいい天気だったのに、なんでバスを下りたとたん雨なんだー!(T_T)折り畳み傘が何度もひっくりかえる強風で、全身びしょぬれで一気に寒くなりました。やれやれ。。。ついでに、道がよくわからなくなったので、近くのアパートの人に道を聞くと、すぐそばだよ、と教えてくれて、なんなら雨がやむまで、ここで雨宿りしていきな、と言ってくれました。優しいな。でも、すぐそばだということだったので、一気に宿まで行くことにしました。宿につくと、受付の人がやさしく迎えてくれました。この宿には、バイクや車で来る人が多いみたいで、歩いて来た私にちょっとびっくりしていました。

着替えてさっぱりしたあとは、会場のOrdinoまで歩いていって、どんな感じが様子を見てきました。前々日ということもあって、ゲートといくつかのテント、ゼッケン・デポバック・ブリーフィングの場所の案内板があるぐらいで、スタッフは結構いるものの、ランナーはまばらで、まだまだ落ち着いている感じでした。

AUTV (Andorre Ultra Trail Vall Nord)  - Ronda dels cims –


先週末、AUTV (Andorre Ultra Trail Vall Nord) というレースに参加してきました。
このレースはピレネー山脈にあるアンドラ公国で開かれるトレイルランニングのレースです。7つのカテゴリーがあって、ファミリー向けの2,5kmのウォーク(Tamarro)から、233kmをコースのマーキングなしでGPSのみで走るもの(Euforia)まで バラエティに富んでいます。私はその中でRonda dels cims という、177km, 累積標高13,500mのレースに参加しました。

事前の天気予報だと、お天気がくずれるのかな、と思っていましたが、徐々に天気予報がいい方にむかって、本番も雨が降らず、それほど暑すぎず寒すぎずでいいコンディションでした。
私にとっては、今までで一番長い距離と累積標高のレースだったので、どうなることやらと思いましたが、無事完走できました!
タイムは50時間39分17で、総合では85位、女子では4位でした。金曜の朝7時にスタートして、ゴールしたのが日曜の朝9時半すぎなので、丸2日以上かかってしまいました。。。!

長いレースで、タイムの予測方法がよく分からなくて、それでも44時間ぐらいで行けるんじゃないかな、なんて思っていましたが、あまかったです。。。2日目の夜は本当に眠くて眠くて眠かったです!でも、今の力は出し切れたと思うし、これからの改善点もみえてきました。

応援してくれたみなさま、ありがとうございました!!!!!

詳しい報告は、のちほど!

コルシカ島 – Ultra-Trail di Corsica –

7月3日から7日まで、コルシカ島に行ってきました。昨年、『L’Échappée Belle』というウルトラトレイルのレースで知り合ったたけさんが、今年は、『Ultra-Trail® di Corsica』を走るというので、見に行くためです。

レース中は、いろんな場所をまわって応援したいな、と思いましたが、私は運転が苦手なので(フランスでは運転してません。。。)どうしようかなーと悩んだ挙句、電動自転車を借りて移動する方法を思いつきました。自転車をかりようと、CorteにあるAltipianiというアウトドアショップに連絡したら、店員さんが親切で、車道でアクセスできるエイドの場所や距離などの情報を教えてくれました。

7月3日(水):レース前日
フェリーでAjaccioまで、そこから電車でCorteに移動。レース会場のCorteは、坂道や階段がたくさんあるいい感じの町でした。予想以上にすごく暑くて、走りに行くのにちょっと勇気がいりましたが、Mare a Mare Nordというハイキング道を20キロほど軽く走りました。

7月4日(木)
朝早くCorteを出発して、自転車でLozziというところまで行きました。以前からのぼってみたかったMonte Cintoへのぼるためです。Lozziから、Refuge de l’Erco 、 Lac du cinto経由でのぼりました。4年前の秋に、GR20を縦走したときは天気が悪く、このあたりの景色は全然見えなかったんですが、今回はとてもよく晴れてて、景色がとてもよかったです!そこからGR20を通って、Bergerie Ballone経由で、Calacucciaという町までおりました。(応援のことすっかり忘れて、自分が楽しんでます(笑)Calacicciaは、第4エイドのある場所なので、そこの宿で休憩。自転車の充電もさせてもらいました。

Corte:夜の23時、いよいよレーススタート! たけさん、がんばれー!(私はCorteにいなかったので、Calacucciaの宿からの声援。)

7月5日(金)
第4エイド(Calacuccia):
早朝3時頃、最初のランナーがエイドに到着しました。まだ空は真っ暗で、星がとても綺麗。タッタッタッタッタッとってもいいリズムで走ってきて、写真をとろうと思ったけど、速すぎて追いつきません。。。夜明け前、ほんのり空が明るくなり始めた5時頃、たけさん到着!元気そうです。

第7エイド(Station de Ski / Vergio):
CalacucciaからVergioまで自転車で移動したあと、少し時間があったので、レースのコースになっているLac Ninoまで往復で4時間ぐらい歩いてみました。Lac Ninoに向かう道で、後ろから1位の選手に抜かれました。少しついていこうかと思ったけど、小走りしても全然おいつけない。。。すごく軽い走りです。しばらくして2位の選手、それから3位の選手が来ると、パタリと選手が来なくなりました。上位3名は本当に別格という感じ。12時半頃、たけさん到着!今年の夏は本当に暑くて、私は歩いているだけでも死にそうなのに、走るなんて信じられません。

第10エイド(Grotelle):
Vergioからは、直接Grotelleに行ける道がないので、まずCorteに戻って、そこからGrotelleに向かいました。のぼり坂が急で、たちこぎしても全然進まず。心が折れそうになりましたが、暑い中走っているランナーたちのことを思い、なんとか頑張ってエイドまで到着。やれやれ。小川に足を浸してしばし休憩。この頃になると、いろんなところに出没するアジア人がいるぞ、みたいな感じで、他の選手たちにも、少し顔を覚えられたみたいで、「あれ、君さっきも見たよ。」「またいるの?!」などと言われた(笑)そして、18時50分頃、たけさん到着!あともう少しです。がんばー。

ゴール(Corte):
ゴールでお出迎えするため、Grotelleから、ゴール地点のCorteまで引き返しました。帰りは下り坂なので、自転車だととっても楽!Corteに戻ってからは、かなり時間があったので、他の選手を観戦したり、ごはんを食べたりながら、のんびり。この時食べたトマトソースのパスタが、甘くて美味しくなかった。。。24時を少しすぎた頃、たけさんが戻ってきました!暑いなか、本当にお疲れ様!!

そして爆睡。

7月6日(土)
まだまだ走っているランナーもいる時間でしたが、帰りの電車の時間もあるので、昼過ぎにCorteからAjaccioで移動。さようならCorte~!Corteは山の町って感じでしたが、 Ajaccioは海で雰囲気がガラリと変わる。開放的でワイワイ明るい雰囲気にちょっとお腹いっぱい。

7月7日(日)
朝、Ajaccio から、La tour de Parataまで、海沿いを20キロほどジョギング。ホテルに戻って、少し休憩してから、今度は、Bois des Anglaisから Sentier des Crêtesへ上って、朝見た景色を、今度は上から鑑賞。 それから、Plage de St. Antoine を経由して、La tour de Parataへ戻る。最後は暑すぎて耐えられず、町行きのバスに乗車。

まとめ:
今回は、とてもいい旅でした。テキパキとした、プロのサポートチームと比べたら、私は何しに来たの?という感じのワタワタとした応援だったので、これからは、応援スキルもあげていきたいと思います!それにしても、電動自転車をつかって、こうやってレースを回るのは初めてでしたが、色々な景色が楽しめるし、とても面白かったです!(金曜日は、自転車の走行距離が120km、累積標高2800mぐらいになったので、普通の自転車じゃなくて、電動自転車にしといて、本当に良かった。。。)

2週間後の7月19(金)は、今度は自分がアンドラのレース(Ronda dels cims)に出ます。
調子を整えていかないと!

cf.
Ultra-Trail® di Corsica
GR20 (Corse)
Balades et Randonnées

おまけ:
旅の思い出に、イラストを描いてみました。
(左:CorteのBelvedère、右:Ajaccio、Sentier des Crêtesから見たSanguinaire諸島、Parata岬)

Lac de Crop (湖で泳ぐ:第二弾)


水曜の夜は、友人のステファニー、セルジュと一緒にLac de Cropに泳ぎに行ってきました。
今週は、グルノーブルは連日40度近い猛暑でしたが、森や山の中は涼しくてよかったです。
Lac de Crop(Crop湖)の水は冷たかったですが、この前行ったLac de Robert(Robert湖)よりはましだったので、結構泳げました。
セルジュは、素敵な写真をとるカメラマンですが、湖の水が冷たすぎたみたいで、すごい慌てぶりでした。慌てるセルジュの姿が面白すぎて、ステファニーと2人で大爆笑!面白すぎてここにはその写真をのせられません。。。が、永久保存版です。(気分がふさいだ時にみたら、元気になれそう)!
少し泳いだあとは、湖や山をながめながら、のんびりとピクニック。
湖で十分涼んだはずですが、帰り道、少し山を下るとやっぱり暑くて、みんなで「暑い!!」(日本語で。)と叫びながら下りました。
一人で山を走るときは、急いでいて、実際あまり景色を楽しめてないですが、友人と一緒にこうやって山に行くと、新しい発見があり楽しい。

cf.
Lac de Crop
Lac Robert

Sortie longue (Grand Colon, Lac Merlat, Col de de la Pra, Croix de Belledonne, Lac de Crozet)


6月23日(日曜日:晴れ)最近雨の日が多かったですが、久々の晴れの週末だったので、Domèneまで自転車で行き、そこから、 Grand Colon、Lac Merlat、Col de de la Praを経由して、Croix de Belledonneまで行ってLac de Crozet 経由で戻ってきました。
Lac Merlatのまわりにも、まだたくさん雪が残っていました。Col de de la Praをすぎたあたりから、本格的に雪が深くなって、なかなか思うようにすすめず戻ろうか迷いましたが、偶然友人に出会い、少し話したら行けそうな気がしてきたので、Croix de Belledonneまで行きました。
雪があると、どこが道だか全然わからず、gpsにとても助けられました。
まわりにも人がちらほらいたので、よかったですが、もし人がいなかったら、怖かったかもです。
でも雪景色はとても綺麗でした。雪山登山まだしたことがないけど、冬の山を歩いたらきっと綺麗なんだろうな、と思いました。

フランス語のお勉強:Fransugo!

グルノーブル・アルプ大学の日本語科を今年卒業した、私の教え子のトマさんが、「フランス語を勉強したい日本人のお手伝いがしたい!」ということで、インスタグラムのアカウントFransugo!に、フランス語の単語、文法、表現が定期的にアップしてくれています。
チラっと見てみたら、なぜ、その単語を選んだの?という謎も多いけど(笑)、とっても面白いです。
興味のある方はぜひ見てみてくださいね。
彼は、今度日本にワーキングホリデーに行く予定だそうです。がんばってほしいです!

cf.
Fransugo!

ロベール湖で泳ぐ

冬の間は、日の出が遅いしすぐ日が暮れてしまうので寂しかったですが、夏になって、日の出も早くなり夜遅くまで明るくなってきました。(冬の間は、日の出がだいだい8時半、日の入りは5時ぐらいでしたが、最近は、日の出がだいたい6時、日の入りは、9時半ごろです!)
夏は楽しい気分になるので好きですが、太陽の光が強く、昼間の時間が長すぎて少々バテ気味です。。。でも、夜遅くまで明るいので、仕事が終わったあとでも、ライトなしで近くの山の山歩きが楽しめます!

この前の水曜は、友人のステファニーと、ベルドンヌ山脈にあるロベール湖まで歩きました。
ロべール湖は、グルノーブルから一番近いスキー場(シャンルッス)の近くの、とっても綺麗な湖です。水着を持ってきたので、湖でちょっと泳ぎました!(私たち女3人で湖を貸し切り!!)
でも、水は「氷水ですかっ!」というぐらいキンキンに冷たく、心臓がとまりそうだったのですぐに出ましたが。。。
もう少し暖かくなったら、また行きたいです。

ストリート・アート・フェスティバル


今年もストリート・アート・フェスティバルの季節がやってきました。
建物の壁などに、巨大なイラストが描かれて圧巻です。
トラム(路面電車)も、ストリート・アート・フェスティバル仕様に、おしゃれに変身してました。期間中の毎週土曜日には、ストリート・アート・ラン(町のいろいろな地区にあるアートを探しながら走る、)も開催されるみたい。面白そう!

cf.
STREET ART FEST ! Grenoble Alpes
Street Art Run

Moucherotte , Pic Saint Michel


日曜日は、早起きして友人のナディアとMoucherotte(ムシュロット)へ行ってきました。
(土曜の予定でしたが、雷雨だったので、日にちをずらして日曜にして大正解!)
Moucherotteは何回かのぼったことがありますが、新しいルートで挑戦してみました。
前日の雷雨で倒木が沢山あって、道が分かりにくい箇所もあって大変でしたが、gpsに助けられ、何とか大丈夫でした。時計の機能はすごいなぁ。

Dent de Crolles, Bellefont


月曜は振替休日(Lundi de Pentecôte)だったので、Dent de Crolles, Bellefontに行っていきました。

まず、自転車でManivalまで行って、そこから、Col du Baure, Col de Coq, Col des Ayes を通って、GR9で、Dent de Crolles, Roc de Bellefont方面へ。天気予報は、雨と雷雨で、行こうかどうか迷いましたが、せっかくの休みだし、この時期に山にたくさん行っておきたかったので、行くことにしました。10分ぐらい走ったところで、なんと自転車がパンク!家に戻るのもなんだし、祝日でどこのお店も開いていないので、仕方なくそのまま進みました。ペダルが重いし、ガタンガタンすごい音がするし最悪~!ほとんど人とすれ違わなかったのが幸いですが、たまにすれ違う人は、何事か!というような驚いた顔でじっと私を見てきました。恥ずかしいながらも状況を説明すると、Allez courage~, Bon voyage !(がんばって~、よい旅を) などと応援してくれ、ちょっと気分があがりました。

お昼ごろまでは、心配していた雨もそれほど強くなく、しっとりとした小雨でよかったです。雨だと、木や花が潤って元気だし、暑くないので、結構雨の日は好きです。(どろどろのぬかるみは嫌いだけど。)Dent de Crolles の頂上にはのぼらず、横を通ってGR9をBellefontの方面に向かう道は、とても気持ちよく、花もたくさん咲いていて綺麗でした。特に、セイヨウオニシバリと白いアネモネ。(セイヨウオニシバリは、日本語だと怖い名前ですが、フランス語だとBois-joliというかわいい名前です。ちなみに、イタリア語だと、fior di stecco。去年イタリア人の山のガイドさんに教えてもらいました。綺麗な見た目だけど、毒があります!)

昼過ぎから、どんどん雨が強くなり、霧も濃くなり、気温もさがり、見通しも悪くなってきました。Cabane de Bellefontから、Col de Bellefont の方へ向かうつもりが、尾根を歩いていたら、違う岩にのぼってしまったようで、だんだん険しい岩になってきました。あれ、おかしいなと思い、戻ろうとしたらちょっと迷ってしまい、結構あせりました。でも落ち着いたら来た道を戻れたので、Cabane de Bellefont まで引き返しました。本当は、もう少し北上して、Chalet de l’Aulp du Seuil 経由で、ぐるっとまわってCabane de Bergierの方まで戻ってきたかったですが。これは、また今度のお楽しみということで。
下の方まで下りてきたら、霧もそんなに濃くなくなりました。Col des Ayesまで戻ったら、あとは慣れた道、と思ってホっとしましたが、雨が強くなってきました。パチパチ・コツコツ音がして、顔にあたって痛いなぁ、と思ったら雨が雹にかわってました!あー、早く家に帰ってあたたかいシャワーをあびたいという一心で、小走りを続けます。若干迷いながらも、駐車場のところに、朝自分がとめておいた自転車が見えたときは、あーやっと戻ってきた、と嬉しかったです。と同時に、帰りも、このパンクした自転車かぁ、と思うとげんなり。。。でも、雨のおかげで、ガタゴトという自転車の騒音もまわりに目立たず、帰り道は下り基調だったので、よかったです。(36,48km, 2,668D+, 6h43)

『La Grimpée des Chartreux』

日曜は、地元の草レース、『La Grimpée des Chartreux』トレイルのレースに参加しました。
スタート地点まで家から自転車で15分という便利さ!
27キロで2150m D+という短いレースですが、その間に4つもエイドがあるので、水500ミリリットルとポールだけ持って、ほぼ手ぶらで走り、気持ちよかったです。エイドはとっても簡素で、コース表示も適当。結構迷っている人がいました。(私も前の人につられて少しだけ道間違えました。。。)でも、それが逆にゆるくていい感じもあったり。4時間16分で、全体での順位は、38位でしたが、私のカテゴリーでは1位だったので、花束と30ユーロの商品券をもらいました。

Lilies of the valley

ラジオ”France culture”の、”La Grand table culture“のコーナーの冒頭でいつも流れいてる音楽が素敵だなぁと思って調べてみたら、日本人の作曲家、三宅純さんの『Lilies of the valley』という曲でした。この曲は、ドイツ人の監督、ヴィム・ヴェンダースの作品『Pina』(2011)でも使われています。この映画は、彼が、2009に亡くなったドイツの振付師ピナ・バウシュのために作った映画だそうです。Youtubeにも、たくさん動画がありました。ダンスがかっこいい!予告編見たら、映画も見たくなりました。

cf.
Lilies of the valley ( Jun Miyake. Pina – Wim Wenders (Germany))
Pina (2011) – Official Trailer
Lilies of the valleyDance Americana という映画の映像と合成されてます。(かわいらしくて、こっちも好き)

グルノーブル美術館 “Souvenir de voyage”


毎月第1日曜は、美術館無料デー。というわけで、グルノーブル美術館へ行ってきました。
今やっている企画展は、”Souvenir de voyage(旅の思い出)”。Antoine de Galbert という美術収集家のコレクションの展示です。17の小部屋に、自然、体、天体、死などテーマ別に絵画、写真、オブジェなどが130点以上展示してあり、盛りだくさんで見ごたえがありました。

個人的に気に入ったもの、気になったもの:
Edward Lipski, Fu Dogs 1 et 2, 2008 (展示の入り口に、この子たちがいました。)
A.C.M (Alfred Corinne Marie), Architecture, 2012 (細かく作ってあって、じっくりみるのが楽しいオブジェ。)
Hermann Nitsch Sans titre , 1984-1998(シンプルながら、戦争、血などを思わせて、怖い。)

以下のビデオで、展示の雰囲気などが見られます~。
cf.
Musée de Grenoble : Souvenirs de voyage. La collection Antoine de Galbert (Official Video)
France 3 Expo : “Souvenirs de voyage”, l’impressionnante collection d’Antoine de Galbert au musée de Grenoble (France 3のニュース、美術収集家のAntoine de Galbertさんが美術館の中でしゃべってます。)

帰り道に、公園でかもの親子に遭遇。かわいかった。

Aiguille de Quaix、Pinea、Grand Sure


6月に入り、急に暑くなってきました。ついこの前まで、薄手のコートが手放せなかったのに、この週末は30度越え!

土曜は、早起きして自転車で、登り口(La Monta)まで行って、そこからAiguille de Quaix、Pinea、Grand Sure をぐるっとまわってきました。場所によっては、まだ雪が残っているところもありましたが、jonquille (ラッパすんせん), gentiane bleue(リンドウ)など、花もたくさん咲いていて、嬉しかった~。花は良い!
山で出会う花は、いつも綺麗だけど、疲れているときに見ると、感動がひとしお。一気に元気になって、次はどんな綺麗な景色に出会えるかなぁ、とモリモリ進んでしまう。

Aiguille de Quaixの頂上にのぼる壁は、最後のところが絶壁で、がんばって途中まで行ったけど、やっぱり怖くて、1人だったし戻れなくなるとやだし、怪我したくないので、のぼるのを諦めました。(ハーネスとかがないと危険みたいです。)
Pineaは、いつも遠くからは見てたけど、今回初めてのぼりました。なかなか景色がよかった!
Grand Sureは、1年ぶりだったけど、やっぱり気持ちよくて好きな場所!

山を下りてから、朝、自分が自転車をとめた場所まで戻ろうとしたけど、結構迷ってしまい、暑いしヘトヘトでしたー。

ルート:La Monta – Aiguille de Quaix – Pinea – Col de charmette – -Col de la Grande Vache – Grand Sure – Col de Hurtières -La Monta

cf.
Aiguille de Quaix
Pinea
Grand Sure

エイッと動き出す

難しそうで、面倒くさそうで、後回しにしてしまってなかなか手を付けられずにいたこと(滞在許可証の更新と身分変更の手続きための書類の準備)に、ようやく手をつけた。
少しでも動いてみると、思ったより大したことじゃなくて、少しだけど進めることができた。
エイッと動き出してみるって大事だなぁ。
考えてるだけだと、どんどん不安や焦りが大きくなるばかりで、いつまでもやる気ってでてこないんだなぁ。
やってみたら、意外に頑張れる自分を発見して嬉しい。

Uriage trail running

Uriage trail running というレースに参加しました。
なだらかな坂道や林道も多くて走れるコースで、楽しかったです!
レース中は、ずっと雨が降っていて、景色はあまり楽しめなかったですが、むかるみも思ったほどではなく、コケなくてよかった。地元のレースという感じで、参加者も少なく(全部のカテゴリーあわせて500名ぐらい)アットホームで、いい雰囲気でした。
私が参加した42キロのカテゴリーは今年初の開催ということでしたが、去年のUt4M 40 Belledonneと一昨年のUt4M kilomètre vertical の優勝者でUriageに住んでいるNellie Taleux さんや、昨年のMIUTの3位のJuliette Blanchet もさんも来ていて、素敵なオーラを放っていました。エイドは小さくてシンプルでしたが、シリアルバーがとっても美味しかったです。Uriageのお菓子屋さんが作ったんだそう。
女子の参加者が少なかったこともあり、この前MIUTに一緒に行った友人のNadiaは3位、私は4位に入れました。入賞の賞品は、ワインとはちみつ、ソーセージと、グルメなレースでした!

 

MIUT – madeira island ultra trail –

4月25日-28日に、ポルトガルのマデイラ島に行ってきました。MIUT – Madeira Islande Ultra Trail – に出るためです。お天気にも恵まれ、こんな感じの充実の4日間でした!

4/25(木)
グルノーブルからマデイラ島へは、まずバスでジュネーブまで行って、そこから飛行機で行きました。(リスボンで、乗り継ぎ一回)木曜の午後に家を出て、マデイラ島には夜中に着きました。案外近くてびっくり。飛行機が上手に着陸すると拍手と歓声が沸き起こり、なんだか微笑ましかったです。飛行場からみた島の夜景がとっても綺麗でした。いい旅の予感。

4/26(金)
朝、先に島に来ていた友人のNadia と合流。ホテルで朝ごはん食べながらレースの話をしたりゼッケンの受付をしたりなどしてたら、すぐに昼になって、またお腹がすいたので、パン屋へ。パンの他にも、お惣菜みたいなのもいくつかあって、選ぶとパンに挟んでくれました。私は、魚のマリネみたいなのを選びました。レシートには、Sandes atum (ツナサンド!?)3ユーロって書いてありました。安いっ!


Nadia の義理のお兄さんでポルトガルに住んでいるRodorigo(彼は去年、このレースの85kmのカテゴリーを走ったそう)のホテルに移動して、おしゃべりしながら、レースの準備。ゼッケンは、とても丈夫な紙でできていて、コースのプロフィールやエイドの場所、制限時間が印刷されていた。なんて親切なゼッケン!ランナーの気持ち、よくわかってる!準備が終わったら、今のうちに寝れるだけ寝とこうということで、みんなで昼寝。(レースのスタートが真夜中0時なので。)それから、19時ぐらいにまた起きて、バナナやオレンジやマドレーヌなどを食べつつ夜9時少し前に、シャトルバス乗り場に移動。このレースは島を横断する感じなのでスタート地点は島の西側のPorto Moniz、 ゴールは島の東側のMachico です。バスを待っているとき、偶然にも去年のL’échappée belle でしばらく一緒に走ったOlivierと再会!世界は狭いなー。

4/27 (土)
Départ : Porto Moniz (0)
真夜中、午前0時にレースがスタート!朝スタートの方がいいのになー、と思ってたけど、よく考えたら0時スタートだと、時刻と経過時間(タイム)が一緒で分かりやすくていいかも!

CP1 : Fanal (14,2km / 1505m D+) 2h26
体力温存、抑えて抑えて…と言い聞かせながら、自分のいいリズムを探しながら走る。順調。1つ目のエイドまでは、なんだかあっと言う間。

CP2 : Chao de Ribeira (21,7km / 1635m D+) 3h37
暗くて、木段が夜露に濡れて滑るので慎重に進んだ。脚も体も元気。慣れてくると、徐々にいいリズムになってきた。

CP3 : Esranquinhos (32,5km / 2985m D+) 6h03
夜が明けてきて、気持ちも明るくなってきた。暗い空が青みがかってきて、それから太陽のオレンジがまざるこの時間は一番好きな時間。山でこの時間を迎えられるのは最高ー。少し前に私を抜かしていった女性ランナーが、ちょっと辛そうな感じになって歩いている。追いついたので、横を通り過ぎようとすると、ウインクされた。ドキっ!きっとまたどこかで会うかもね。などと言いつつ、先に行く。

CP4 : Rosario (40,8km / 2985m D+) 7h24
この辺は、集団を先頭でひっぱれるぐらい、結構いい感じで走れてた、と思う。いかにも島!という感じのジャングルっぽい木が生い茂る道で、走るのが楽しい。

CP5 : Encumeada (47km / 3590m D+) 8h39
抑えて抑えて… と言い聞かせながらも順調に走っていたけど、 10時間半をまわったあたりから、だんだんお腹が痛くなってきた。
と思ったら急に頭がフラリ。貧血のような症状に。。。ちゃんと補給もしてたのに何でだろう。少しスピードを落として水をのんだりジェルを食べて少しけど、よくならず。さらに辛くなってきて走れなくなった。たぶん、100人以上に抜かされた。。。ここで、後ろからやってきたOlivierとRodorigoにも抜かされた。さっきまで順調で、これからもこの調子で!と思っていたところだっただけに、体の不調にイライラして、投げやりな気持ちもでできた。あー!こんな状態がずっと続くなら、辛いだけ。もうやめたい。。。(泣)
でも、立ち止まってよく考えたら、せっかく飛行機ではるばるここまできたのに、これから先は、もっといい景色があるのに、それを見ないで終わるのもったいない!もったいなすぎるぞ!という気持ちがでてきた。というわけで、もったいない精神で、ヨロヨロ、フラフラ、トボトボとまた歩き始めた。私の横を通るとき、みんなが大丈夫?と声をかけてくれた。悔しいながらも優しさが身にしみた。

CP6 : Curral des Freiras (61km / 4485m D+) 12h31
ヨロヨロしながら、なんとか6番目エイド(Base de vie)に到着。
幸いにも、ここはドロップバックが受け取れる大きなエイドだったので、着替えて、靴下と靴も履き替えて、マドレーヌやバーなど食べて、ちょっとゆっくりした。そしたら、気分一新、元気が出てきた!ここからは、一気に10kmで1300メートルのぼり、よし、がんばるぞ~!
坂をのぼっていたら、後ろからRodorigoが来た。あれ、前にいるかと思ったのに、と言うと、エイドでしっかり休んでた、とのこと。あれ?私もかなりゆっくりしたつもりだったけど、Rodorigoはもっとゆっくりしてたの?!彼は、このコースをよく知っているので、遠くに見える展望台を指さして、あそこのまで行くんだよー。と教えてくれた。
えー!遠い!まだまだのぼるのかぁ!でもワクワク。

CP7 : Pico Ruivo (71,5km / 5805m D+) 16h02
展望台に近づくと、「さえー!」と呼ぶ声が聞こえた。Nadiaの妹と子ども達だった。おー!!顔をみたら、元気になった。
のぼりは苦しいながらも楽しく、どんどん前にいけた。 青くてきれいな鳥(pinson des arbres:アトリ)くちばしの赤い鳥(Perdrix rouge : キジ)も間近でみられて、気分があがる!トンネルや階段など、レースのことを忘れてしまうぐらいワクワク楽しい。この区間は、本当に気持ちが良かった!まわりのランナーもみんなテンションがあがっているのがわかった。ハイカーも沢山いて、甥っ子ちゃん、連れてきたら喜ぶだろうなーと思った。

CP8 : Chao da Lagoa (80,9km / 6220m D+) 18h32
楽しい時間終了。たんたんとレースが続く。ちょっと脚が疲れたかな、と思ったけど、水で冷やしたら元気になった。


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Pâgues -復活祭-


昨日(4月21日)は、復活祭でした。
今週1週間は、復活祭のバカンスで、学校もお休みです。やっと休める~嬉しいな!

この時期には、卵やウサギ、にわとりなどの形をしたチョコがお菓子屋さんやスーパーなど、いたるところで売られています。
復活祭の日には、子どもたちが、庭などに隠されたチョコの卵を探して遊びます。のどかだなぁ。
ところで、復活祭は、キリストの復活を祝う祭りですが、どうしてチョコなんでしょう?

もともと、古代から、卵には、復活とか再生というイメージがありました。卵にそういうイメージがあるの、何となく分かりますねー
そして、9世紀頃、教会が四句節(灰の水曜日から復活祭前日までの40日間)の間に卵を食べるのを禁止しました。でも、鶏がその間もどんどん卵を産むので、卵が余ってしまって、人々は困り果てました。そこで、卵をデコレーションして飾ったり送ったりしたそうです。捨てるのはもったいってことで、飾りつけをするなんて、エコですね。それから、この習慣はどんどん進化して、18世紀ごろに、商人たちによってチョコと卵を結びつけるアイデアが生まれて、チョコの卵が作られるようになったようです。
卵の他にも、いろいろな形のチョコがあるのは、復活の印としての卵を運んでくるのが誰かは、国や地域によって違いがあるからだそうです。うさぎが卵を運んでくるというのは、もともとはドイツの伝統だそうです。ちなみに、フランスはというと…鐘です。
フランスでは復活祭前の聖なる3日間は、教会は鐘をならすのを禁じていました。それで、復活祭の時、喪が明けた印として、鐘が卵を運んでくるそうです。生き物じゃないところが素敵です~!

参考:
Pourquoi mange-t-on des oeufs, des cloches et des lapins en chocolat à Pâques ?

Dent de Crolles


Dent de Crolles にのぼってきました。
夏にはのぼったことがあったけど、この時期にのぼったのは初めてで、上の方はまだ結構雪が残っていてびっくりしました。
お天気がよく、半そででも汗ばむ感じでした。上半身裸の人もいました。裸族!!
雪が残っていると、自分の好きなところを歩けるので、怖くもあり、楽しくもあり。

Grenoble – Vizille


4月9日に、Grenoble – Vizille というレースに出ました。

Grenoble からVizilleまでのロード22kmを、ゆるやかにのぼってくだる感じで、のぼりは290mほどです。3月のマルセイユマラソンでのことを教訓に、最初からとばしすぎないように、ゆっくりスタートしました。途中、半分ぐらいの地点で、1h45のペーサーに追いつかれてしまい、ええぇっ!と思いましたが、気を取り直して自分の走りに集中しました。前半おさえたおかげで、後半までわりと元気で、くだりではたくさんの人をぬかせて気持ちよかったです。
レースの運びとしては、マルセイユよりは上手にできたかと思います。

結果は、1時間43分でした。このレースには、去年と2015年に出たけど、去年より1分ぐらい速くて、2015年よりは1分ぐらい遅かった。ここ数年で全然進歩がないのかな??なんと悲しい!

ゴール地点には、友人がいて、「ランニングっていいねぇ!私も始めてみよっかな。」と言っていました。嬉しい言葉!そうそう、ランニングっていいよね!

Run in Marseille (Marathon)


3月24日(日)にRun in Marseille (Marathon)を走りました。
グルノーブルからマルセイユに移動すると、日差しの強さにびっくり。
グルノーブルはまだまだ寒い時期でしたが、マルセイユは真夏で、海辺で歌う人や、海で泳ぐ人もいて、なんだか賑やかです。
天気や気候で、人の気持ちってすごく変わるよなー、と実感。
カミュの『異邦人』で、主人公のムルソーが、殺人の理由を尋ねられたときに言ってた言葉、「太陽のせい。」 (c’était à cause de soleil )を思い出します。

さて、レースはどうだったかというと、去年とコースが違ったので、何とも言えませんが、記録は、3h24で、去年よりは、2分ぐらい早かったです。最近は、たくさん走っていたけど、あんまりスピード練習をしていなくて、にもかかわわらず、最初からつっこんだので、後半ボロボロになってしまいました。ラン以外のこと(食生活とか早寝早起きとか)も、けっこう乱れがちだったので、疲れがたまっていたのかな。まずは、キロ4分30ぐらいで、安定してずっと走れるようになりたい。

レース後は、以前グルノーブルに住んでいて、今はマルセイユにいる友達のお家に招いていただき、一緒にごはん(お鍋)をいただきました。日本の味、美味しかったです~!ありがとう~!

浮世絵展:Montagne et paysage dans l’estampe japonaise

先日、グルノーブルの美術館でやっている浮世絵展に行ってきました。
葛飾北斎の富嶽三十六景 や、歌川広重の東海道五十三次をはじめとして、130点以上の作品がかざってあり、見ごたえがありました。

人物や動物が細かく描かれているので、近くでみると面白かったです。
(白い生き物の集団は、遠くから見たときは、フラミンゴかと思いましたが、近くで見たら狐でした!) その他にも、役者の絵や、姥捨山の伝説の絵などもありました。

姥捨山(うばすてやま)の伝説は、フランスでも有名なようです。
私は、ミシェル・オスロというアニメーション映画の監督のファンなんですが、以前見た彼のオムニバス映画『プリンス&プリンセス』の中にも、この姥捨山からインスピレーションをうけたのかな、というシーンがありました。
日本とフランスの深いつながりを感じた日でした。

東海道を走ってみたくなった!

美術館のサイトから、展示の様子やビデオが見られます。
cf.
浮世絵展:Montagne et paysage dans l’estampe japonaise
ミシェル・オスロ 『プリンス&プリンセス』
ミシェル・オスロ 『プリンス&プリンセス』 あらすじなど

Winter Trail


Winter Trail というトレイルの大会に参加しました。
あいにくの天気で、コースが短縮されて、もともと短い距離(26km)がさらに短く(17km ?!)なってしまいました。残念!
でも、雪の上を走るのは、面白く、いい経験でした。

前の人が踏み固めてくれたので、基本的には道ができていましたが、場所によっては、腰ぐらいまで埋まるところもあり、びっくり!
それにしても、私は下りが遅く、下りで沢山の人に抜かれてしまいました。
雪の斜面をすごい勢いで駆け下りるランナーたちは、本当に野生の動物みたい!でした。
走り終わったあと、会場のそばをうろうろしていたら、トレイルランナーでRaidLight の創始者であるBenoit Laval さんが、犬と一緒に楽し気にラケット(スノーシュー)していました。

会場のSt.Pierre de chartreuse までは、4人で相乗りして行きました。
行きも帰りも一緒だったので、結構仲良くなれました。
下りで、いっぱい抜かれたよ~と言ったら、朝とか夜とか、暗い時にライトをつけて下りを走る練習をするといいよ、と教えてくれました。
自分の視線だけに集中できて、先を予測しながら走れるのでいいそうです。
今度意識してやってみたいと思います。

” One Breath Around The World ” Guillaume Néry

フランスのニース出身のフリーダイバー、ギヨーム・ネリーさんの新しいビデオを見ました。
水の中を自由に歩いたり、走ったり、泳いだりしていて、綺麗なブルーと水中の静かな世界、音楽と映像が相まって、彼の世界に引き込まれました!
特にマッコウクジラの場面は、圧巻でした。彼の言うように、マッコウクジラはまるで巨大な岩のよう。
彼のことは、何年か前に「Free Fall 」というビデオを見た時に初めて知って、それ以来気になっていました。
今回のビデオも素晴らしく、ますます好きになりました!
以下で、彼のビデオやインタビューが見られます!

ジョアン・ミロ

Laëtitiaさんの、アートのアトリエに参加してきました。
今回のテーマは、ジョアン・ミロで、彼の作品を見たり彼についてお話を聞いてから、みんなでモビールをつくりました。
ジョアン・ミロは、1893生まれのカタルーニャ出身のスペインのアーティスト(画家、彫刻家、陶芸家)です。
彼の作品は、色づかいがとても綺麗で、自然や人、生き物などをデフォルメした形や線は面白く、見ると元気がでます。
若いころは、うつ病などを患っていたそうですが、結構長生き(90歳)で、晩年は笑顔が多くとっても楽しそうです!
作ったモビールを部屋の天井につるしてみたら、ゆらゆら揺れてます。
和みます。
彼の生まれたバルセロナには、ミロ美術館もあるそうです。いつか行ってみたいな~。

 

予告編:ジョアン・ミロ展

” Soyons sport ” というイベントとSandrine Bérangerさん

Soyons sport ” というイベントに参加してきました。

Pierre Morathの『Free to run 』という映画を見たあと、軽い食事をはさんで、関連したテーマ(スポーツと商業主義、トレイルランニングはお金持ちの道楽にすぎない?)などで議論がありました。

ゲストには、ウルトラトレイルのレース・エシャペベルのオーガナイザーのフローラン・ユベール(Florent Hubert)さん、アスリートのサンドリン・ベランジェ(Sandrine Béranger)さん、エシャペベルのフィルムを作成したピエール・ガニエ(Pierre Gagnière)さんなどが招かれていて、彼らの話を、間近で聞くことができて、よかったです。

サンドリン・ベランジェさんは、2005年にLe Grand Raid de la Réunionで優勝しているほか、エシャペベルでも2013,2018の二度優勝している、とても元気な女性です。とても聡明でハキハキしていていて、会場には、3人のかわいいお子さんと一緒に来ていました。
ウルトラトレイルのレースに向けて、どんな準備をしますか、という質問に対しては、カヤックのトレーニングを減らして山にいる時間を増やすようにしている、インターバルとかは嫌いなの(笑)と、とても自然体でした。彼女にとっては、アドベンチャーレースの方が、トレイルのレースよりも精神的にも肉体的にも厳しいそうです。アドベンチャーレースとは、自転車、ラン、カヤックなどで、数日間かけてゴールをめざす競技で、ちなみに彼女は、raid aventure à la Réunion en 2018 で3位になっています。
トレイルのレースは、彼女にとっては、アドベンチャーレースのためのトレーニングの1つなのかな、という印象を受けました。

「アドベンチャーレースでは、4人のチーム員の中に、1人女性を入れるのが必須になっている。
どのチームも、できるだけましな女性を選ぶのに苦心してる。(笑)
でもね、女性の記録は、いつも男性より遅いけど、長いレースになってくると粘り強さでは、女性は男性に勝てる、という気もする。いつか男性の記録を女性が抜けるといいわね。
レースに出るための遠征費を工面するのは大変だけど、自然やスポーツが好きだから続けてる」と笑顔で語っていました。
好きなことを追求している人は、素敵です。

トレイルランニングのレースや、トレイルランニングをする人がどんどん増えて、トレイルランニングをとりまく環境は、変化しているけど、会場にいたフローランさん、サンドリンさんピエールさん達からは、自然やスポーツが好きで、真剣に向き合ってるんだなぁ、ということが伝わってきました。

Raid In France Teaser ARWC 2018
Sandrine Béranger さんのページ

山の映画祭@グルノーブル

先週は、グルノーブルのPalais des Sportsで、山の映画のイベント『Les Rencontres Ciné Montagne』がありました。
私は、水曜日に行ってきました。登山、スキー、パラグライダーなど色々なジャンルの山の映画を見ることができ、よかったです。
会場には、映画に関する展示もありました。特に、素敵だったのは、山のぼりするミュージシャンの写真です。チェロやギターなどの楽器を自分たちでかついでのぼって、色々な山の上で演奏していました。その他、歴代の山の雑誌の表紙がずらっと並べて展示あったりして、おもしろかったです。
Kilian Jornetの『PATH TO EVEREST』が上映されるというので土曜日も行きたかったけれど、のんびりしていたら、チケットが売り切れてしまい、入れませんでした。。。残念!

cf.
Les Rencontres Ciné Montagne 2018
LA TOURNEE DES REFUGES(予告編:ミュージシャンの映画)
EVEREST GREEN、PATH TO EVEREST(予告編:エベレストの映画とKilian Jornetの映画)

シュールな光景


家に帰る途中、シュールな光景に遭遇しました。
救急車の横で、おばあさんがの担架に座って、優雅にたばこを吸っていました。
救急隊員の2人は茫然としている様子。
どういう状況なんでしょうか。

Dilili à Paris

ずっと気になっていたミシェル・オスロ監督のアニメーション映画「Dilili à Paris」を、ようやく見てきました。
すごく良かったです!
映画館は、子どもたちばかりで、最初はびっくりして、大人の私も楽しめるのかなぁ、と少々不安がよぎりましたが、そんな心配は無用で、とっても楽しめました!
何より、映像がとても綺麗なんです。
パリの色々な場所が、アニメと実写で綺麗に描かれています。
ロートレック、モネ、ロダン、キュリー夫人、プルーストなども有名人も沢山でてきました。
悪人は悪人らしく、キャラクターの設定が分かりやすく、ディリリの話し方はゆっくりなので、フランス語があまり分からなくても、楽しめると思います。
悪者の基地では、驚くべきことが行われていました。衝撃の映像です。
私は、オウム真理教のことを思い出してしまいました。
詳細は、ここでは秘密にしておきます! 劇場でご覧ください。
映画の最後には、拍手が鳴りやまず、子どもたちが、ブラボーブラボーと叫んでいました。
また見たいなぁ!

cf.
予告編 : Dilili à Paris
エンディングテーマ : Le soleil et la pluie

エジプト展 @ グルノーブル美術館

グルノーブル美術館で、エジプト展をみてきました。
グルノーブル美術館は、地方の美術館ですが、近代アートで有名な美術館で、企画展も毎回面白いセレクションです。今回の展示では、いろいろな動物の模様がきれいに書かれた棺、文字が刻まれた大きな石やパピルス、綺麗な装飾品など、間近で見られて面白かったです。
最後の展示室を出たところで、気を失って倒れている女性がいました。
私は、あんまりそういうのに敏感じゃないですが、 お墓にかかわるものは、やっぱり、なにか霊的なものがあるんでしょうか。

cf.
グルノーブル美術館 : Servir les Dieux d’Egypte